・はじめに
久々に時間が取れたのと、前々から読みたかったマンガが手に入ったので、試しに買ってみたのだが、いやー当たりでした。
このぐらいパリッとしていると逆に気持ちがいい。(あとで読んだマンガを描く予定(笑))
いつも批判的な内容が多いかと思いますので、今回は、違った内容にたまにはしてみようと思います。
・医療マンガのメリット
自分は、漫画を読むのを推奨する方です。
理由としては、
①絵なのですんなり内容が入る
②疲れていても、漫画だからごろ寝しながらでも読める
③フィクションなので、現実離れをしながらも共感したり元気をもらえる
④一般の方にも医療を知ってもらえる
などがあげられます。
ちなみに、今日読んだのは、処方箋上のアリア!
知ってます?
ネットで話題になっていたのですが、まさに医龍の薬剤師版!
薬学的知識もしっかりあり、
1巻だけでもどこまで著者の意図を読み込むかによって
読み手のレベルがわかるとまで自分は感じました。
マンガで知識の復習はさることながら、
なぜその薬をこの場面で選んだのか?
類似薬だったら?などいろいろ考えながら読める一冊でした。
自分の知人のお子さんも「デートレイプドラッグ」の被害を受けて、
危なげながらも逃げてきたという話も聞いたことがあります。
世の中にはそのような輩もまだまだいるようです。
この漫画は、薬剤師の方には特に読んでいただきたい一冊ですね。
個人的には、ドラマ化してほしいぐらい熱い感じです(笑)。
モチベーションが、下がったり、停滞しているなと思った時には、漫画を読んで、没入して、やる気が出ればいいなと思います。
・医療マンガの種類
ひと昔の医療マンガと言えば、
手塚治虫先生のブラックジャックかと思います。
自分はシュールすぎて、子供のころは受け入れられませんでした。
現場に入り、仕事をしていくうちに、いろんなことをOJTや書籍(日経DIや専門書など)、講演会などで勉強をしていきました。
もちろんそれはそれでためになり、現場でフィードバックしていきました。
一方、休憩時間やオフタイムにマンキツに行ったりなどしたときに、手に取った医療漫画ももちろん勉強になりました。なぜなら、OJTや講演会でやっていた内容も入っていたからです。
むしろ、漫画の方が、専門書よりすんなり内容が頭の中に入ってくる感じでした。
今の医療マンガは、監修する方も医療の専門家の方が多く、しっかりしたつくりになります。
それであるのなら、自分の知識向上で利用するしかありません。
以前、自分の記事でも少しだけマンガのことを書いてみました。
下記に記事がありますのでよろしければご覧ください。
あれから、ネットでマンガのことを検索すると色々ヒットすることがわかりました。
医療マンガもかなり出ているんですね^^;
ざっとリンクだけ貼っておきます。
などたくさんあります。
今回は追加で、前回のnoteの記事で記載できなかった医療マンガの寸評を少しだけ追記しておきます。(笑)
・ゴッドハンド輝
普段はちょっと抜けている医師だけど、
ピンチになると別人のようになる輝先生。
最後もハッピーエンドになるほんわかしながらも
熱い医師を演じていて個人的に大好きな作品ですね。
・スーパードクターK
すこしブラックジャック風なのですが、硬派な医師を演じながらも
医学知識がかなり細かく知らないと、フーンで終わってしまうマンガ。
血管の細かい種類を言われても難しいなと思った漫画でした。
・最上の命医
天才ドクター西條命。不可能を可能に変えていく医師の漫画だけど、
最後がちょっとせつない・・・・。
ゴッドハンド輝と少し似ているんだけど、それでいながら
ちょっと影を感じてしまう漫画です。
こちらの漫画も実に熱い(笑)。
・Dr.アシュラ
救命救急でひた走る女性医師。
「ドクターX ~外科医・大門未知子~」と「医龍」のを合わせたような感じ
といえばわかりやすいかもしれません。
最後の方は若干だけセクシー路線にいっていますが、悪くはない感じです。
・JIN -仁-
ドラマ化されて誰もが知っている作品ですよね。
ドラマ化される前から、知っていましたが、
やはり薬剤師目線から言うと、ペニシリンの生成ですかね。やはり。
ペニシリンなんてアオカビから作られたぐらいで、すぐに改良版の
ベンジルペニシリンとかアモキシシリンを思い浮かべますが、
昔にタイムスリップをするのであくまでペニシリンにこだわりながらも、
手術を続ける南方仁。
時代背景を利用した、おしろいの水銀中毒。
色々勉強になった作品でした。
・個人的な推奨
ここからは、勝手な提案です(笑)。
みなさんの薬局やドラッグストアの待合室はいかがでしょう?
患者さんが心地よく待てる待合室ですか?
自分もたまに医療機関にかかることがありますが、
まあ、待っている間に時間をつぶせるアイテムがないことないこと・・。
コロナ期間中は、接触感染防止の観点から、雑誌を撤去しているところも
あるかと思いますが、それを差し引いても、興味深い雑誌もなく・・・。
自分は、待合室も、顧客誘導の大事な一つのファクターだと思っています。
以前、別の記事でも書かせていただきましたが、キッズルームやお薬飲めたねシールの配布、お茶サービス(暑い日には冷たいお茶も用意できるといいですね)など他薬局との差別化をどれだけはかれていますでしょうか?
以前、ガッチリマンデーで出た記事を元にこちらでも書かせていただいているのでリンクを貼っておきます。
さて、今日は本の話だったので、本をもう少し掘り下げていこうと思います。
本についてですが、待合室の本で、興味を持てる本はどのぐらいあるでしょうか?
薬局は、様々な年齢層の方が利用されます。では、その利用される方が読みたそうな本をご用意できているでしょうか?
もちろん、急性疾患で体がつらい方は手に取ることはしないと思いますが、一方、慢性疾患などでそれほど体がつらくない方も多くいらっしゃると思います。そのような方がご来局された時、待ち時間を有意義にかつ、時間がかかっても待ち時間を感じさせないような対応・アイテムはあるでしょうか?
一番は、自分が自分の薬局の患者さんだとして、利用したいと思えるかを焦点に当ててほしいなといつも思います。
不便と思うことを一つずつ改善すれば、やがてそれは他の薬局との差につながり、待っていても苦にならないものです。
薬剤師がいいから来局するでもいいでしょうし、お茶がおいしいからでもいいでしょう。もちろん、アメニティーがいいもありだと思います。
薬局でマンガがおいてあるところは案外少ないものです。
自分の薬局での雑誌類のイメージは、まあ手に取りたいと思えるような雑誌がないこと。なので、スマホをいじって待つぐらいしか、待ち時間をつぶす方法はないなと思います。
そんな時に、一つの方法として、マンキツばりの医療マンガだけを置いておけば少しは、興味持つ方も多いのではないでしょうか?
導入するメリットは実はかなりあります。
①中古で購入できるのでコストがそれほどかからないものもある
②マンガは、幅広い年齢層に受け入れてもらえれる
(もちろん、劇画風だけでもダメですし、絵のタッチは調整が必要!)
③職員が、疲れた時に読むこともできる
(福利厚生の一環としても、金額が安いし、置いておけるので、読みたいときに読める。)
などがあります。
本棚がいっぱいになるようなら、ローテーションしてもかまいません。
また、ブラックジャックによろしくだと題材が重たいケースがあるのでそういうのは避けた方がいいかもしれません。
ただ、こういった案がある薬局って実は少ないんですよね。
大手の場合には、待合室に置く本すら支給でした。
そのため、健康に関する60代より上でも興味あるか怪しい本しか
置けませんでした。
大手の場合は、なんだかんだいいながら、
ブランドイメージを大事にします。
中小薬局が勝てるポイントとして、
まさにこういった小回りの利くところで小さな気配りをして、
差別化を図ることだと思います。
大手は、案外自由度がありません。
そこを勝負に持っていければ、差別化はおのずと現れます。
もちろん、普段の接客などが最低でも同じレベルであることは、
条件ですが・・・。
繰り返しますが、いつも同じことしか言いませんが、
患者さんが利用したいと思える薬局を普段から模索して
いい薬局作りをするしか生き残ることはできません。
ライバル薬局の方が居心地やいいサービスを受けられれば
流れるのは当たり前です。
日々、感じていただき、考えていただき、行動していただければ
といつも思います。
人対人の仕事なので、やはり気分は大事ですよね。
・最後に
たまたま久々に面白いマンガが入ったので、つい記事にしてしまいました。
やはり薬剤師が主人公になって、派手なストーリーや必殺技など
なかなかないので、そういった意味ではマンガ数も少ないかなと思います。
ただ、同じ医療の一員として、これだと思えるような刺激的なストーリーが
紡ぎだせるといいですよね。
自分もいくつか忘れられない過激なストーリーを持っています(笑)。
こういうのは運であり出会いですよね。
あまり、クレームは好きではありませんが(笑)。
何かの折に参考になれば幸いです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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