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般若心経であれこれと(前編)
割引あり
Amazonでなぜか「般若心経」についての解説本をお薦めされたので、読んでみたところ、結構おもしろい。
第一印象として、般若心経はとても曲っぽい。
観自在菩薩を名乗るイントロから始まり、全ては「空」であると説くバースがあり、転換点となるブリッジがあり、そしてまるでコールアンドレスポンスのようなサビがある。
ということで、般若心経を曲のリリックに見立てて、あれこれと注釈をつけながら読み進めてみたい。
イントロ
観自在菩薩
行深般若波羅蜜多時
照見五蘊皆空 度一切苦厄
意訳:
私は観自在菩薩
世界の真実を徹底して実践するとき
5つの実体はすべて空であることを実感するだろう
そして一切の苦厄を乗り越えることができる
観自在菩薩は、菩薩の中の一人。
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