見出し画像

この気候変動をどうやって生き抜く?

今年の暑さはクレイジーだ。

私が住んでいる奈良の7月8月の熱帯夜は36日、隣の大阪は53日だ。
9月に入っても一向に涼しくならない。

昔は寝るときにエアコンをつけることはなかったが、今は終日つけないと過ごせない。

これが今年だけのことで、来年は普通に戻る、ということならいい。
でも、多分どんどん気温は上がり続けるのだろう。

何でこんなに暑くなったのか。
主因は化石燃料の消費による温室効果ガスの増加と言われている。
太陽光の強度の影響がより強いと主張する人もいる。

いずれにせよ、温暖化を止めることは難しい。

まず、太陽の活動を我々がコントロールすることは不可能だ。
温室効果ガス対策については、もう30年以上前から世界で対策が話し合われ、京都議定書やパリ協定といった取り組みが行われているが、実効力に乏しく、殆ど目標を達成できていない。

今後も努力は続けるべきだが、しょせん人類には無理なのかと思ってしまう状況だ。

で、いまどうなっているか。
熱中症で多くの人が亡くなっている。
驚くべきは、家の中にいて亡くなる人が9割を超えているという現実だ。

夜間、家で休んでいて命を落とすのであれば、もはや住居として機能していない。
背景には、湿気対策を主体としてきた日本の住宅事情があるようだ。
日本の住居の断熱性能は、欧米のそれとくらべて著しく低い。

私は約20年前から現在の家に住んでいる。
当時の基準に適合した断熱性能は持っているが、太陽熱は室内を十分に温める。
古い住宅であれば、状況はより悪いだろう。

自然災害も頻発する様になっており、この季節に停電がおこれば、多くの人が命を落とすのではないだろうか。

もし今、お金に余裕があって家を建ようと思っている人がいたら、冬暖かく夏涼しい地中に、シェルターの様な地下室を造れば良いかも知れない。
もちろん、地下は地下で、大雨の時に水没するリスクがある。
地上部分にも強力な断熱性能を持たせることが必要だ。
送電が絶たれた場合のために、太陽光発電を設置することは言うまでもない。

ただ、そうやってお金をかけて作っても、必ず起こるであろう大地震の際には損壊を受けるだろう。

個々の自衛策はとったとしても、この調子でどんどん温暖化が進行すると、気温50度超とかいう世界もそう遠くないのかもしれない。

大富豪や権力者たちは、火星移住を目指すのだろうか‥

自分は全く行きたいと思わない。
愛する人と共に地球の砂になる。

いいなと思ったら応援しよう!

PISIA
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!