![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168949694/rectangle_large_type_2_17196a3779bb4db378a62b722ef08617.png?width=1200)
保健師はなにから学ぶべき⁇①ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ
看護職の方々、またはそのような勉強をされている方々には当たり前のことだと思いますが書きます。⓪を作るとすれば名刺交換のやり方と話の広げ方、リスペクトの示し方でしょうか。
看護師と違って多くの保健師は、老若男女問わずポピュレーションアプローチ、いわゆる集団に対してアウトリーチする機会があると思います。
集団の規模は様々ですが
ポピュレーションアプローチは共通の課題への解決、または健康増進へ向けた啓発など行うものです。
教科書的には糖尿病患者の集団食事栄養指導や介護予防に向けた運動方法の提案などが当てはまるでしょうか。
それに対してハイリスクアプローチとは、一個人の課題に対してアウトリーチするものです。
保健指導しかり、ケアプランの作成しかり、看護師の業務はほぼハイリスクアプローチですね。
ではどちらがより先に対応できるべきなのか。
経験則でしかありませんが、まずはハイリスクアプローチだと私は思います。
なぜなら
①生命の危機に直結する可能性があるからです。
重症化したケース、多重課題を抱えたケースはしっかりと時間をかけて向き合う必要があります。
ハイリスクを脱した先に、ポピュレーションとして入れる集団があればそちらへ移行することもできるでしょう。
なので経験の浅い保健師はまずハイリスクアプローチから学ぶのが良いと思います。
ただハイリスクの中にも関わるのが難しいようなケースもあると思いますので、多重課題が少ないようなケースから関わるというのが良いのだと思います。
そして
②ポピュレーションアプローチは難しいというのも理由です。
なぜなら幅広い知識、集団の前で話す度胸、わかりやすい話し方、場の空気を掴む方法、関係なくてもどんな質問にも対応する力(答えるではなく応える)、時間も加味したプレゼンテーション能力など
すぐには身につかない能力です。
そしてその能力を身に付けるには実際の事例を経験していくことで説得力が出ますし語彙も増えます。ハイリスクアプローチの経験が生きるわけですね。病院に勤務した経験があればそれも生きる場面があるでしょう。
なので先輩のバックアップを受けながらハイリスクアプローチをメインにして、誰かのポピュレーションアプローチの一部を担う、これがお勧めできる学び方だと私は思います。
当たり前過ぎるでしょうか、当たり前のことを文字にしてみると振り返りやすいですね。
ここまで見てくださった方はありがとうございます。途中まで見てくださった方もありがとうございます。