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『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』読了しました~!

とうとう10月に入ってしまいましたが、
まだ9月の読了本が3冊、
感想ブログを更新できていませんでした。。


今日は汐見夏衛さんの『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』
の感想を述べさせていただきたいとおもいます。


《 あらすじ 》

事情がありクラスの優等生を演じている茜。そんな茜を見抜くように、クラスメイトで人気者の青磁は茜を嫌いだと言う。お互いに嫌っていた茜と青磁だったが、友人がいるにもかかわらず孤独感に悩んでいた茜を救ったのは、嫌いなはずの青磁の絵だった___。


《 好きなフレーズ 》

「そいつの目に映る世界は、全部そいつのものだ。だって、そいつの目はそいつだけのもので、他の誰の目とも同じじゃない。
だから、その目を通して見た世界は、他の誰が見る世界とも違う、誰とも共有なんてできない、そいつだけのものだ。」


この本は好きなフレーズも好きな場面もたくさんあり、
ネタバレをせず紹介したかったので、好きなフレーズは一つのみ紹介させていただきます。


もうこのフレーズがこの本の一番の魅力を語っているといっても過言ではないかと思います。
私だけの世界。いつも何気なくぼーと見ていた景色は、顔も知らない誰かも同じ景色を見ていて、私だけのものとは思ってもみなかったのですが、
このフレーズを読んで、いつもの景色がいつもとは違って見えて、
この景色は毎分毎秒違って私の見る角度の景色がある__。


青磁ははじめ、本当に性格キツ!!っていう印象しかなくて、
青磁に対してめちゃくちゃ偏見持っていたんですが、
青磁のあるヒミツによって、とても芯のある考え方の男の子で、
青磁の良さに気づいた瞬間、めちゃくちゃごめん!!ってなりました。


《 感想 》

●茜の抱えている悩みは、けっこうあるあるだなって思い、
私自身共感できる部分がほとんどでした。

●アートが好きなので、絵を描く描写を読むのも好きで、それがこの本では存分に絵を描く描写が読めて満足でした。

●タイトルの意味を知った時、予想とは違った意味であたたかい気持ちになりました。とても素敵な意味でした。




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