『悪い夏』読了しました！
読書アプリのおすすめ欄に出ていて気になっていた、
第３７回 横溝ミステリ大賞優秀賞受賞作、
『悪い夏』/染井為人さん（角川文庫）読了しました！
《 あらすじ 》
26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。
同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースの女性に肉体関係を迫っていると知った守は、真相を確かめようと女性の家を訪ねる。
しかし、その出会いをきっかけに普通の生活から足を踏み外して＿＿＿
生活保護を不正受給する小悪党、貧困にあえぐシングルマザー、東京進出を目論む地方ヤクザ。加速する負の連鎖が、守を凄絶な悲劇へ叩き堕とす！
《 感想 》
●こちらは簡潔にまとめると生活保護をベースに悪い大人たちと、その悪い大人たちに真面目な青年が翻弄されてしまう話と解釈した。
●途中、ある登場人物が救われるかと思いきや、救われるどころか負の連鎖に巻き込まれる場面がとても絶望的で印象的である。
●ラストまで救われない話で残酷に感じたが、守目線だけでなくそれぞれの悪い大人たち目線でも心情やたくらみが詳細に描かれており、読みごたえは大いにあり、引き込まれた。
●生活保護というテーマもあり分かりやすくて読みやすい。
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𝑪𝒉𝒆𝒄𝒌✔︎︎︎︎
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