無題
皮膚から心地好く入る朝日を少し過ぎた太陽。
互いに名前を知らないふたり。
片眼を瞬きながら光に向かうと少しだけ本当の命がわかる。
その光の中で互いの隔たりの皮膚が一瞬消える
名前を知らない二人は全ての中に包まれ全てを中に包む
黄金に光る草
刻んだ折り紙が舞うように
放たれた風
黒を圧倒する黄色
それら全てが優しい終わりと共に始まりを祝福する
少し眩しそうに目を薄めるふたり
ひとつになった皮膚。
真空の中に止まっていた
物語がまた動き始めた
皮膚から心地好く入る朝日を少し過ぎた太陽。
互いに名前を知らないふたり。
片眼を瞬きながら光に向かうと少しだけ本当の命がわかる。
その光の中で互いの隔たりの皮膚が一瞬消える
名前を知らない二人は全ての中に包まれ全てを中に包む
黄金に光る草
刻んだ折り紙が舞うように
放たれた風
黒を圧倒する黄色
それら全てが優しい終わりと共に始まりを祝福する
少し眩しそうに目を薄めるふたり
ひとつになった皮膚。
真空の中に止まっていた
物語がまた動き始めた