発見らくちゃく 糸島「恋合宿」の学びをビジネスに活かす(FBS)/076
九州の方の地方局、日本TV系列FBSで
『発見らくちゃく』という番組があります。
つい昨日まで、
恋愛に悩みのある男女が集まった『恋合宿』というものが
放映されていました。
福岡県の糸島市で開催し、
その模様を数回に渡って放送。
純粋に面白い内容で観ていたのですが、
せっかく自分の時間を費やして視聴したのだから、
それを観ての「どの辺はビジネスにも活かせるか?」
という学びををここに記します。
1、番組内容
福岡、大分、長崎から参加者が募り、
・20代の女性4名
・20代30代の男性5名
で1泊2日の合宿。
買い出しや調理等をしながら、恋愛を目的に
糸島の宿で共同生活をするというもの。
※九州地方の方でなくともTverで観られるようです。
2、ビジネスにも活かせる学び 6つ
この放送を観て、
他人事でない、我々の日々の仕事、ビジネスにも活かせることは
下記の6点です。
3、ビジネスに活かせる学び 詳細
A、全体を考えない人のことを「応援しよう」とは思わない
↓
共同生活という環境で過ごすのであれば、
そこには『協力』も必要になる。
意中の相手と1対1で話したい気持ちはあっても、
その前にまず『全体』というものがある。
調理や片付け、掃除等は、
共同生活で避けては通れないもの。
それを全体のために、自発的に動いてやる人と、
自分の恋愛のことしか考えていない人。
受け身で、様子見をして、指示待ちの人。
人間だから、いろんなタイプに分かれる。
異性もそういうところはよく見ている。
そして同性もそう。
全体のために動いてくれている人であれば
たとえ恋敵であっても
「まあこの人なら、ここの場面は譲ろうかな」
という気持ちになる。
ビジネスでも
「そこまでやりたくないが、全体のためには必要なこと」
という業務を積極的にこなす人を
見る人は見ている。
✓客を奪う
✓インセンティブになることしかしない
✓面倒な業務になると、姿をくらます
こういう人は早晩、その職場には居づらくなるでしょう。
B、まずは身内とのコミュニケーションが大事
↓
恋合宿は、
意中の異性の人に好かれることが目的ではあるのですが、
順番としては、
まずは同性との関係性を構築することが先。
というのが正解でしょうね。
同性に疑問符を持たれたまま、
どれだけ異性にアプローチしても、
いざとなった時に、同性は協力してくれませんし、
異性も、そのようなマイペースの行動・スタンドプレーの人間性を見抜きます。
ビジネスでも
プロジェクトやプレゼンを成功させるためには、
対象者(クライアント)の対策を練るだけではダメです。
・身内にどれだけ協力を得られるか
・自部署・他部署、いろんなところと事前に対話をし、理解を得る
こういうことこそ、長期的な成功に繋がります。
C、好み・価値観は人それぞれ
↓
放送を観ていて、
個人的には「この人、この異性を選ぶんだー…」と思うところも正直ありました。
自分の価値感でも
「この人よりも、あの人の方がイイでしょう」
と思うのだが、
そこはやっぱり、価値観ですよね。
好みは人それぞれです。
ビジネスでも
「これが明らかに正解だろ」
「この人が適任だろ」
と思っていても、それが絶対の正解ではないこともあります。
顧客も意外な人を選んだりするものです。
下手に頭がキレる人ほど、
『自分の正義』を他人に押し付けることがあります。
価値観は人それぞれ。
ということを忘れないようにしたいものです。
D、リスクを取らない、安全牌しかいかない人は魅力に欠ける
↓
・失敗を恐れる心
・自信のなさ
・傷つきたくない自己保身
そのような心理から、
本当に得たいもの、第一志望に行かず、
リスクのなさそうな、安全牌の
第二志望、第三志望に行く人も世の中にはいます。
狼の群れ(同性)がいて、
振られるリスクのある、
本命に、一か八かで挑むよりも、
OKくれそうな人を選ぶ。
人間だから、こういう心理もまあ、あるでしょう。
もちろん、
幼少からの環境や、トラウマ等が関係していることも少なくなく、
責められる話ではありません。
ビジネスでも
極度にリスクを嫌って、
安全牌だけに行こうする人がいますが、
傍から見ている人は、その弱さ、ズルさに気づきます。
そういう人には魅力を感じにくいものです。
本当に濃い経験をしてきた人、
リスクを取りながら、本気で生きてきた人。
そのような人は、
他人を見る時、
安全牌だけを狙う、ズルさが透けて見えた瞬間、
その対象が眼中から消えてなくなることがあることでしょう。
安全牌を選んだ瞬間、
と思われちゃんですよね。
逆に、
たとえ確率が低い戦いだろうが、
リスクを取ってでも
自分の「第一志望」に挑んだ人は、
それが失敗に終わったとしても、
見る人は見てくれてるんですよね。
挑戦した人は、
遅かれ早かれ、
他の誰かが声をかけて来てくれることでしょう。
E、目的と手段をはき違えない
↓
目的と手段を見誤らないこと。
合宿の中では、遊び道具やツールがあります。
トランプ、バドミントン、調理・・・
トランプで遊ぶのも
いっしょに料理を作るのも、
「関係性を深める」という目的への手段でしかない。
別に
トランプに勝つことや、
ものすごく美味しい料理を作ること、
調理に時間をかけて手の込んだご飯を作ること
が目的ではない。
本当に大事なのは、
レクリエーションや調理を通して、
相手のことを知ること。
関係性を深めること。
目的と手段をはき違えてないか、
常に確認しながら言動を心がけたいところ。
ビジネスでも
・1on1
・部下を褒める
・コーチング
・話す力
等、いろんな手法がありますが、
目的か手段かを常に確認するのが必須です。
F、魅力とは「安定感」
女性の中で一番人気になっていた人がいます。
大分の女性の方。
顔とか、話しやすさとか、笑顔とか、性格とか・・・
いろいろ魅力の理由はあるのでしょうが、
私は、それとは別のところに着目しました。
私個人としても
「まあそりゃ、この人が一番人気になるだろうね」
とは思いましたが、
その理由。
私の見解では
『安定感がある』
という点です。
・初対面の人だらけ
・TVでも放映される
・周囲には、カメラマンやマイクマン等、多くのスタッフが監視している
このような状況だと、
そりゃ、
緊張するし、
舞い上がるし、
普段の自分を出せない
というのが普通でしょう。
その点、
わちゃわちゃ感がなかったのが、
大分の女性の方。
ビジネスでも
緊張する場面、
舞い上がってしまう局面というものはあります。
そんな時こそ、
この辺が大事になってくると思います。
4、まとめ
・顧客(番組では異性)も大事だが、身内も大事。一人ひとりを大切にする
・自己保身で、リスクを避けて、安全牌にいく姿勢は魅力を失う
・魅力とは「安定感」
追伸1
参加者(出演者)にしたら、
丸2日の内容なのに、
カットをされたり、勝手な解釈の解説が入ったものを放映されるから、
不本意な部分もあることでしょう。
「そういう意味で言った発言ではなかったのに」
「流れがあっての発言なのに、前段をカットされたら本因と違う風に伝わる」
といった思い・誤解もあったかもしれません。
そのへんは、まあしゃーないですね。
TVがなかったら、そもそもなかった出会いですから。
追伸2
見た感じ、
参加者の方々は皆、真剣に恋愛のことで参加してたよう。
こういう時、
✖ 名を売りたいアイドル見習い
✖ SNSをバズらせたいライバー
とかで、
(恋愛の)その気もないのに参加しようとする輩が現れる。
今回、
その感じの人はいなかったかな。
事前に、番組スタッフがきちんと見極めたのでしょう。
追伸3
好き勝手書きましたが・・・
これだけネットでいろいろ叩かれる時代に
勇気を出してTV出演をした。
その行動力だけでも賞讃に値します。
お疲れ様でした。
それにしても・・・
社長の男性の方。
感じイイ人だったし、
全体観もあったし、
早晩、
番組の視聴者から「恋人希望」の手を挙げる人が現れるんじゃないですかね。
※画像はネットより拝借
※番組に好意的だからこその投稿です笑
著作権・肖像権関係の話は許してー