国際女性デーがいつかなくなる日のために
3月8日は国際女性デー。
この日を迎える度に、3年前に演出家 小林香さんにインタビューしたときのことを思い出します。
偶然にも小林さんと同じ学年の子ども(インタビュー当時3歳)を持つ身なので、葛藤しながらも働くことを選んだ小林さんの言葉に強く共感したのを覚えています。インタビューしながら聞いている自分が泣きそうになったのは、このときが最初で最後です。
私がしていることは泣く子どもを預けてまですることなのか? 自問自答しながら、後ろ髪を惹かれながら、いつも仕事に向かっていました。
ただ、時が経てば子どもは勝手に成長するもので。6歳になった今では仕事があっても笑顔で送り出してくれますし、観劇に行くときもグッズなどのお土産を楽しみに待っていてくれます。
公演の配信があれば一緒に家で視聴しますし、家の本棚に並ぶ舞台の公演プログラムを熟読しているので、誰がいつどの作品に出演しているのか私よりも詳しいくらい立派なミュオタに育っています(笑)。
5歳頃までは家族・幼稚園・一時預かり保育・ベビーシッターに頼りながらなんとかやりくりしていましたが、引っ越しを機に保育園に預けられるようになって格段に仕事がしやすくなりました。4月からは小学校と学童保育のお世話になります。ありがたやありがたや。
泣く子どもを預けてでも私が仕事を選べたのは、家族の理解や助けがあったことは大前提ですが、子ども自身が大人になったときに彼女にも好きなことを好きなようにやってほしいと思ったからです。
親である自分が子どもを理由にやりたいことを諦めたら、彼女が大人になったときも同じことが繰り返されてしまうような気がしました。それに、自分(子ども)を理由に何かを諦めたなんて、将来親から聞きたくないでしょう。だから私はやりたいことをやってここまで来ました。
仕事と育児との間の葛藤で苦しい時期があったのは確かです。でも、女性自身が変えようとしなければこのサイクルを変えることはできないのも事実だと思います。
小林香さんがインタビューの最後に語った言葉です。国際女性デーがなくなる日のためにできることはわかりませんが、自分にできることをやっていきたいなと改めて思いました。
そんな私ですが、今年の夏には第二子出産予定です。きっと産後は再び育児と仕事の間で揺れる日々が待っていると思います。でも、前回の出産と明らかに違うのは不安がそんなにないということです。
第一子を産んでからフリーライターになり、仕事を通して得難い経験をたくさんさせていただきました。その過程でわかったのは、自分が思っている以上に助けてくれる人は周りにたくさんいて、育児支援のための取り組みもたくさんあるということ。もし育児を理由に何かを諦めようとしている人がいたら、意外とどうにかなるので一歩踏み出してほしいなと思います。
国際女性デーを迎え、二度目の出産を控える今、思ったことをつらつらと書いてみました。
そして最後に一番大事なことを・・・・・・
出産直後は現場取材など難しい時期が一時的にあると思いますが、産むまではバリバリ働けます! むしろ最近までつわりでお仕事をセーブしていたせいでスケジュールが空いており困ってます!(笑)
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