フリマ取引:よい取引をできる人とそうじゃない人の見分け方
今年1年間、ラクマで販売メインの取引を重ねてきました。
始めたての当初は勝手があまりわからなかったのですが、少しづつ慣れてくると、取引の中でよい取引をできる人とそうじゃない人の区別が見えてきました。
出品者としては、どんな方でも買ってもらえるとうれしいのですが、特に、中古品を売っている場合は、新品とは違って、不安が多いのではないかと思います。
あくまで出品者の観点ですが、個人的な見解をノートにメモしておきます。
「ふつう」または「悪い」の評価が1つもない、は正しくは見分けれない
フリマをはじめた当初は、「ちゃんとした取引できる人かどうか」は評価を見れば判断できる、と思っていましたが、意外とそうではありませんでした。
先日私がラクマ経験したようなケースや、購入後にキャンセルして欲しいと購入者から連絡を受けたケースでは、ラクマ事務局が出品した取引データを削除してキャンセルすることになりました。このような対応では、当方はこのような購入者に迷惑をかけられたにも関わらず、ネガティブなフィードバックを購入者の評価として付けることができません。
また、仮にそのような「購入者が購入後に自己都合で一方的にキャンセルをする」ケースで、ラクマ事務局から悪質と見なされて利用制限などのペナルティを受けても、今のラクマのシステムではペナルティを受けたということは評価欄には記載されないので、その他の取引で「良い」評価ばかりを受けていれば、非常に良い取引をされている方々と区別をつけることができません。
そうなんです、評価だけは本当は見分けれないんです。
「ありがとうございました」とメッセージをする購入者
では、どのように判断すればよいかと言うと、まず1番のポイントとして、評価欄で「ありがとうございました」というメッセージをその人が取引した相手の出品者に向けて送っているかどうかです。
購入してもらった出品者は、たいていの場合、購入してもらったお礼に「ありがとうございました」とメッセージしますが、購入者は「お金を払っているのだから当たり前」と思いがちです。購入者の「ありがとう」は「譲ってくれてありがとう」というメッセージです。
そのような購入者は、真摯で取引を楽しんでいます。そのような方との取引は、トラブルも少なく取引をすすめやすいでしょうし、出品者も良かったなと思えますね。
たまに、「コメントや無駄なやりとりは不要」とアピールしている人がいますが、「お金と品物のやり取りを無機質に実行する」だけなので、その人がまっとうに取引をする人なのかどうかはわかりません。少なくもわかることは、(その人にとって)購入に無駄な時間は使いたくない、というアピールととらえておくと良いでしょう。
つまり、その人にとって無駄ではない時間のやりとりとは、たいてい「クレーム」となる可能性がたかい、ということになります。
もし、あなたが出品者で、「購入申請」を「あり」に設定して出品して、複数の購入者が見つかった場合、見つかった購入者が「良い」評価だけの購入者ばかりでも、評価にメッセージでコメントをしない購入者より、「ありがとう」とメッセージのコメントをしている購入者を選んだ方が、トラブルは少なく無難でしょう。
もちろん、きちんと出品に不備などがないように努めることは重要です!
購入後にすぐに取引メッセージを送ってきた購入者
「購入しました。よろしくお願いします。」と購入直後にメッセージを送ってくる購入者の方々がいます。
このようなタイプの購入者が、一般的にフリマの購入者の主流ではないかと思います。
支払いが終わっているので、購入したことは手続き上、メッセージがなくてもわかることですが、購入者はわざわざメッセージをしています。
取引を進めることに対して真摯に向き合っている、と言えるのではないかと思います(間違ってボタンを押した、とか言い訳はできない状態です)。
出品者側も真摯に対応して、出品物に設定した期限内に発送手続きをするのが良いでしょう。購入者がすぐに欲しいと思っている場合もあるので、期限内よりも早く送ると喜ばれます。
私は「2〜3日後に発送」と出品物に設定しておき、特別な事情がない限りは、メッセージがあった購入者へ翌日に発送するようにしています。
このような購入者はほとんどの場合はトラブルにはなりません。
もし万一「購入しました」メッセージの後に(商品の不備・不具合などなく購入者都合で)受け取らないなどのトラブルがあった場合も、「購入しました」というメッセージはトラブル対応時の十分な材料になります。
「いいね」をした後にすぐ購入した購入者
「いいね」の機能自体の是非は色々とあると思いますが、たいていの場合は自分が買いたいものを見失わないようにするためのメモとして使われることが多いのではないかと思っています。
「いいね」の後にあまり時間おかずに購入手続きがあった場合は、出品物を本当に欲しいと思っている購入者なので、真摯に対応しましょう。
補足:いいねの是非?!
「いいね」は購入者のメモと書きましたが、購入者が「メモした」ということが出品者に伝わらなくてもよいと個人的には思っています。
しかし、どういうわけかSNSの「いいね」と同じワードと機能になってしまっています。そのような背景から、SNSの「いいね」と同じ感覚でとらえてしまう方もいるようです。
「いいね」だけして気が変わったのかその後に購入につながらないユーザーもいます(その時にわざわざ「いいね」を解除しないのでそのユーザーの気持ちの変化は分かりません)。そういう方に振り回されるのが嫌で「いいね」否定派の方を時々見かけます。
いいね、だけが増えて売れない商品がある場合は、思い切って、出品商品を削除して、新しく出品し直して見ましょう。消す前に商品説明などをコピペしておき、新しく出品ができるようにするのがよいでしょう。
こうすることで、毎日数多く出品されている他のユーザーの出品物に埋もれた自分の出品物を一覧の上の方にもってくることはできますし、今の出品物に付いている「いいね」にモヤっとしている気分も晴れるかもしれません。
個人的には数週間売れなかった商品を出品し直したことが何度かありますが、出品し直す前に付けていた値段よりも高値で出品し直して売れたことも何度かありました。
せっかく安く出品しても「いいね」だけのユーザーよりも実は必要としている方がいる、というのも確かなようです。
まとめ
良い購入者の見分け方は、まとめると、こんな感じです。
「ありがとう」とメッセージ付きで出品者を評価をしている購入者
購入後にすぐにメッセージを送ってきた購入者
「いいね」した後にすぐに購入した購入者
出品者としては、どんな方でも買ってもらえるとうれしいのですが、無用なトラブルはなるべく避けたいものです。特に、中古品を売っている場合は、新品とは違って、不安なことは多いです。上記に当てはまらない購入者にあたった場合は、より慎重に対応した方が良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。