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ねこ検定合格への道 ~ 猫の爪とぎ ~


今日は爪とぎの勉強をしました。

◇爪とぎの目的

❶ 武器として爪をとがらせる
爪は狩りをする、戦う、木に登るなど大切な武器であり道具でもあります。よって、常にお手入れをして鋭くとがらせておく必要があるのです。

❷ マーキングとしての爪とぎ
木に爪とぎをすることで、縄張りを示すマーキングをしています。室内でも多頭飼育の場合は自分の存在をアピールするために必要になります。

❸ ストレス解消や気分転換、ストレッチとしての爪とぎ
爪とぎには、ストレスや緊張を和らげる役割もあります。自分の気持ちを落ち着かせたり、伸びをしながら爪とぎをすることで筋肉のストレッチもおこなっています。

◇室内での爪とぎ対策

❶ お気に入りの爪とぎ器を見つける
爪とぎ器には、段ボール、木、カーペットなどいろいろな材質のものがあります。その猫の好みを知ってお気に入りの爪とぎ器を設置しましょう。

❷ 爪とぎ器の数を増やす
爪とぎは使っているけれどほかの場所でも爪とぎをしてしまうのであれば、数が足りないのかもしれません。数か所に置いてみましょう。

❸ 爪をとぐもの、場所を保護する
爪とぎをしてほしくない場所はとぎにくい素材でガードしましょう。プラスチック素材やビニールなどで覆ってあると爪をとぎにくくなるので、そこではやらなくなります。

◇まとめ

爪をといで欲しくないからといってすべての場所を爪とぎできないように覆ってしまうと、猫はとてもストレスになります。

飼い主にとっては問題でも、猫にとって爪とぎは大切な習慣。やめさせるのではなく、「ここでやってね」という場所をつくることが重要。

人間の子どもでも壁に絵を描いてしまう子に「落書きしちゃダメ!」とだけいってもかわいそうですよね。どうしてダメなのか、描いても良い場所はあるのかを説明してあげないと。

大人でも、禁煙スペースではタバコは吸えないので喫煙所へいきますよね。
一生タバコ吸うな!と言われたらそれこそ愛煙家の人たちはストレスになってしまいますよね。

「ここはダメだけどここならいいよ」は人間の世界でも結構あります。美術館の撮影禁止と撮影OKスポット、飲食禁止と飲食OKエリアなどなど。そしてたいていの人はそれに従いますよね。

ペットも同じ。その爪とぎスペースに不満がなければ、ずっとそこでしてくれると思います。もし違うところでといでしまっても、あの子たちは人間が怒っていたり困っている雰囲気は感じるとるので「違う」と気づけるかもしれませんし、気づかなければ人間が工夫すればいいんです。

ちなみにうちの猫は爪を抜いてしまっていましたが、抜いたといっても少しだけ存在していたようで、よく段ボールで爪とぎをしていました。

本能ですからね。

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