RANITOS な 人たち ナツキの場合
4人目:ナツキさん(33) 広島出身/出勤日:木曜日
最後に、今回のライティングのお仕事で声をかけてくれたナツキさんに話を聞いた。
事前相談なしにサクさんをラニートス開業に誘い、偶然出会った310Pにそのビジュアルデザインをお願いした当の本人である。
それだけ聞くとかなりパンチのある人に思えるが、実際は話を聞く前から緊張でお腹が痛くなっていて、意外とピュアかもしれない。
Q なぜこの場所にしたの?
元々この店は夜にバーをやっていて、そこで大学時代から10年間くらい働いてたんだよね。就職活動もしたけど、バーの仕事が楽しくて結局就職はせずに続けてた。そこで昼間はクローズしているから何かできないかなと思って、思い切って借りてみた。
Q サクさんと店を始めようと思った理由は?
数年前、僕がやっているセレクトショップで、サクを含めた友達3人と一緒に2日間限定でカフェをやったことがあって。サクがつくったペルーのスイーツ、友達にバリスタがいたからエスプレッソマシンを入れて、コーヒーも提供して。小さな空間だったけど、それが2日間で来客100人と大成功。すごい楽しかったんだよね。
その後、また何かやろうと話していてこともあって、サクに声をかけた。
まぁ、既に店を借りたあとに声をかけたんだけど(笑)、サクとならきっとできるという確信があったんだよね。
Q もともと何をしていた人で、いまは何をしている人?
サクと同じくバーで働いてた。
大学時代は、渋谷のカフェと古着屋でバイトしてたよ。
いまは、ラニートスと自分のセレクトショップをやっている。(興味があることは) なんでもやってる (笑)
Q 趣味/休みの日は何してる?
趣味で言うと、僕は古い物を見るのがすごい好きだから、街の骨董屋さん巡りとかかな。
古い物を好きになったのは、ひいお爺ちゃんの影響かも。収集癖のある人で、いろいろな物を集めてた。小さい頃はその良さはわからなかったけど自分も似た感覚があるのかも。
休みは長期で一気に取ることが多くて、よく旅行をする。
自分のショップの仕入れも込みで海外に行くことが多くて、最近だとコロナ前にベトナムに行ったけど楽しかったなぁ。街もきれいだし、ご飯も美味しいし、また行きたい。
Q 今後ラニートスでやりたいことは?
いまとは全く違う、新しい場所でやってみたいね。店舗を増やすのもいいし、とにかく面白そうなことは試していきたい。
あとはサクお手製のジャーキーのブランドも本格的に始める。一般のジャーキーと違って、生肉を食べているようで本当に美味しいんだよ。実際にいまパッケージも製作中だからお楽しみに。
「ここにいる仲間は、楽しいことを見つけたとき、考える前にとりあえずやってみようと飛び込んでいける」
とナツキさん。次はどんなチャレンジを始めるのか、非常に楽しみである。
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たっぷり約4時間のインタビュー。
楽しくてつい長話になってしまい、終わった頃にはナツキさんが淹れてくれたコーヒーもすっかり冷め切っていた。
実はこのインタビューをした前日、私は誕生日を迎えた。
今年の抱負は何にしようか、バラエティ溢れる彼らの話を聞いてヒントが見つかりそう。
そんなことを考えていると、店の奥からシャンパンを持ったサクさんが出てきた。
「Salud!」
終わり
あとがき
今回RANITOSな人たちを企画するにあたり、2人に協力してもらいました。
ライター Marino Miya と カメラマン goodwill
素晴らしいライティングと写真をありがとう!
最後にRANITOS な人たちをきっかけにお店のことをもっと知ってもらえたら嬉しいです!
ーRANITOS な人たちー
ライター Marino Miya
カメラマン goodwill