RANITOS な 人たち 310Pの場合
3人目:310P 東京出身 (年齢非公表)
ラニートスの目標である、牛柄パンツを履いたカエルの看板。
そんなキャラクターとロゴを手掛けたのが、みんなに「310P」(サトウピー)という愛称で呼ばれている佐藤さん。Pとつくけど本業はグラフィックデザイナーだ。
Q デザインに興味を持ち始めたのはいつ?
幼い頃から絵を描くことが好きだったんだよね。だた、高校で進路を決めるとき、美大に行くとなると予備校に通って技術を磨いてって結構大変そうで、自分には無理だと思ったの。
他にやりたいことは何か考えたとき、テレビ番組制作に興味があったから、それを学べる専門学校に進学。一度絵から離れたんだよね。
そんなある日、テレビでグラフィックデザイナーの特集番組を観て「こんなかっこいい仕事があるんだ」と衝撃を受けた。同時に幼少期に絵が好きだった自分も思い出して、またやりたいなって。そのあとすぐに通っていた専門学校を卒業して、今度はグラフィックデザインの専門学校に通い出したのが始まり。
Q 影響を受けた人物やデザインは?
グラフィックデザイナーの佐藤可士和さん。僕がこの仕事をしたいと思った、グラフィックデザインの特集番組に出てて。彼のデザインも仕事のスタイルも超かっこいい。
あとは基本的に日本より海外のデザインが好き。佐藤可士和さんもそうだけど、シンプルな色や形の組み合わせでかっこいいデザインが多くて洗練されてる。
Q ラニートスのビジュアルデザインを担当することになったきっかけは?
ここの店を借りている ナツキさん (※次回登場します)がやっているセレクトショップでナツキさんと出会ったのがきっかけ。4年前くらいだったかな?偶然そのとき住んでいた家から近くて、入ってみたんだよね。そこから通うようになって徐々に仲良くなって、ラニートスのキャラクターとロゴのデザインを任されることに。
Q ラニートスのキャラクターとロゴに込めた想いは?
キャラクターは苦戦したね。
そもそもカエルのモチーフは僕が考えたわけじゃなくて、最初から要望があって。サクちゃんが描いてくれたラフを参考に表情やポーズを調整していっていまのキャラクターに。
この笑っているようで無表情な微妙な表情が僕的にすごいうまくできたなと気に入ってる。遊べる要素も入れたくて、ベースのキャラクターにパンツの色を変えたりして違うキャラクターもつくれるようにした。いつか女の子バージョンとかつくりたいな。
ロゴに関してはほぼ一発で決まった。
働いてる彼らの雰囲気も表現したいと思って、真面目にやっているというより、仲間で集まって楽しいことをやっている感じにしたかったんだね。
“男らしさ”と“遊び心”を出すために、ラニートスの「R」の左上の部分が少し跳ね上がってるでしょ。あれもその表現のひとつ。あとはお客さんが何屋なのか一目でわかるように店名の下に「ペルーサンドイッチ」を小さく入れた。カエルのマークに強めのフォントだと怪しいからね(笑)
RANITOS 2階ギャラリースペース PERICOのイラストも手掛けた310P
Q 趣味/休みの日は何してる?
30歳すぎから、年がら年中趣味を持つようにしてていろいろやってる。
ゴルフ、キャンプ、サーフィン、スノボー…基本アウトドアだね。よく会社の人たちと行くことが多いかな。
夏が終わったからやることがない、みたいなのは嫌で、常に次の楽しみがあるようにしたい!自転車に乗るのも好きで、結構いろいろなところを回るよ。
あといま、せっかく家を建てたから (※最近新築で建てた)、家でできる趣味もほしいと思ってて。絶対に飽きるのはわかっているんだけどギターをやってみたいかも。
Q おすすめの飲食店は?
ラニートスはもちろんだけど、好きな食べ物で言うと、25.6歳のときからハンバーガーにハマっていろいろな店を巡ってた。ランチもディナーもハンバーガーで平気だったくらい。
東京でおすすめのハンバーガー屋さんは2つかな。
・『Burger Mania』(http://www.burger-mania.com/)
・『FELLOWS』(https://www.fellows-burger.com//)
ちなみに、ラニートスのサンドイッチをハンバーガーって言うと怒られるから気をつけて(笑)
ラニートスのカエルをデザインした佐藤P、実はカエルが見るのもキツいほど大の苦手なんだそう。
ーRANITOS な人たちー
ライター Marino Miya
カメラマン goodwill