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茶道を始めることで変わっていくこと⑤

もうすぐ七夕ですね。短冊に願いを書いて笹(実際には竹でしょうが)に吊るす方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。わたしは通りがかった地下鉄天満橋駅で短冊を置いていたので書いてみました。

さて、国内旅行をされる時、目的地での行先はどのように選ばれるでしょうか。前々から〇〇の△△を見てみたかったから、あとはその周辺の有名どころや美味しい物を・・・となるのでしょうか。今は、見るという経験よりもSNS映えで目的地を決められる方も多いかもしれませんね。

お茶を始めると国内旅行でも、目的地近辺のお茶室や銘菓、銘品を置いている美術館、陶器・磁器・漆器などにも目が行くようになってきます。そういった物を実際に見ることで、その土地の気候や文化、歴史などをまた違った角度から知ることにつながります。

全国隈なく行った上での感想ではないのですが、お茶をしているからより楽しめたのだろうな、と思った旅先は島根です。俗っぽい理由で恐縮ですが、出雲大社が一番目的の旅で、当時は今ほどお茶どっぷりでもなかったのですが、調べていたら有名なお茶人の松平不昧公縁(ゆかり)のものが沢山あって。何より松江の町が京都や金沢とは違ってもっと自然な感じでお茶が身近にあることに、新たなお茶の楽しみ方を教えてもらった気がしました。銘菓もそれなりに日持ちするものが色々あるのでお土産にも困らないです。

街全体というわけではありませんが、ドラマ東京ラブストーリー縁の地ということで行った愛媛大洲(俗っぽい理由ばかりですね・・・)の臥龍山荘も素晴らしかったです。お茶をしてなかったらロケ地だけ回って満足していたのでしょうが、思いがけない名建築に出会えました。愛媛でここまでの建築が可能な資産家がいたのだというのはわたしの想像を超えていました。

へぇ、と思われた方いらっしゃいましたら、お茶を始めるまで行かなくても、旅先で、お茶に合うお菓子はあるかな、と探してみたり、お抹茶を出しているお寺やお屋敷なども楽しんでみてはいかがでしょうか。

写真の菓銘は「星まつり」。
願いごとを書いた方は、叶うとよいですね。

大阪市西長堀で茶道教室を開いています。
ご興味ある方はお問合せください。
入会金5,000円。お稽古は第一~第三火曜日月三回7,500円(茶菓代込)。

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