Vol.2:まずは自己紹介(後編)
皆様こんにちは、あるいはこんばんは、みじんこきなこです。
新サービスCoWaASを始めるまでのよもやま話を連載するマガジン、「私がCoWaASというWebサービスを公開するまで」
前回の記事に引き続き、今回も自己紹介を書いていきます。
今回の内容は私の人生どん底期にあたる内容なので、なるべくサクッと書きますが苦手な方は次の記事にお進みください。
なお前回同様、今の会社の人には経歴オープンだけど、二度と関わりたくない過去の関り(大体今回の関連)もあるのである程度ぼかします。
みじんこきなこの大まかな軌跡(後編)
前回の記事はどちらかというと社会人経験の黎明期の話でした。
今思い返してみると、地元に帰るということが一番大きなつまづきの原因だったなぁとも思います。
…いや、結婚か?
人生最大の転倒をもたらした企業(三社目)
最低&最悪の企業でした。
と書けばそれで終わりますが、やめた後も労基挟んでもめていました。
ちなみにこの会社はもうありません。
一社目、二社目の経験から、世の中にあるソフトウェア製品のシステム設計やコーディング品質に疑問を持っていた私は、テスト駆動開発の手法を広めようと三社目への転職を決心します。
これが本当に良くなかった。
派遣NGの条件で入社したのに派遣に出されるわ、仕事終わりに東京に突然呼び出され夜半過ぎまで会議室に閉じ込められるわ、まぁいろいろあり、結局ストレスで狭心症の診断をされて入院、手術、メンタル通院のフルコンボ。
とはいえ(パワハラ受けた原因だけど)仕事では活躍していました。
とある高級な何某の制御部の品質保証ルールを策定したり、某大学と人工知能による品質保証の共同研究を立ち上げたり、20人以上の人数相手に低レイヤーのプログラムの品質保証について教育してたり。
その実績のせいで狭心症は「本人の能力を鑑みると困難な業務が原因とは言えない」って理由で労災認定を却下されるっていうオチまで付きます。
暗黒時代の技術スタックはというと
MISRA C
DNN
時系列分析
NextJS
あとはこの辺りでプライベートプロジェクトにMicrosoftAzure と Google Cloud (当時Google Cloud Platform)も使い始めました。
地元の限界を悟った企業(四社目)
前職でフルコンボだドン!からの流れで3か月ほど休職→労基とやり取りしながら転職活動しながら自然退職して、次に就職したのは、一応500人を超える規模の地元の大手製造業での社内SEでした。
ここでは、C++とSocketを使って、前加工、後加工、仕上げ加工、最終搬送までの複数の工作機械を制御するFAサーバを開発しま(させられま)した。
単独で(もう一曲遊べるドン!)
製品の工程設計をもとに、各工程のNCプログラムオブジェクトを、CORパターンで玉ねぎ状に丸めてキューに積んでおく構造。
空き機械のオブジェクトがそのキューを探して自分が剥ける向け具合の玉ねぎを処理して、キューに戻す…みたいな処理で、手前味噌ながらかなりの処理速度を出しつつうまく稼働できていたんですが。。。
「本格稼働させると人を遊ばせることになる(⁉)」という理由で行政や一般の見学者が来た時だけ動かす展示品になりました(サツバツ!)
あとは10万商品の寸法と公差を管理し、製品の体積と材料使用量を自動計算する簡易スクリプト言語とフロントエンド付き工程管理DBとか。
これは部下と二人で。
ちなみに私の別マガジン「つくってつかって!よちよち★Drogonフレームワーク」は、この時期に自宅で候補製品を検討していた内容を書き直したものです。
でもそこまでやっても給料安かったんですよね、○00万円行くか行かないかという。。。
元妻と別れ、借金も子供の生活を保障するために全部引き取り(子供は引き取れなかった…)等々あり。。。
腐っても地元の有名企業なのにその年収というのもあって、生活できませんでした。
なにしろ地元は全国でもワースト10位内の平均年収の地域ですから…
地元を離れる形で再度転職をすることになります。
この企業での技術スタック
産業用ロボット教示
SolidWorks
NCプログラム(Fanuc)
Bazel
Zabbix
Redmine
Vue.js
PostgreSQL/MySQL/MongoDB
PLC(三菱/Omron)
本業の他にも収入を得られる方法を確保しようと、このマガジンで最終的に紹介していくCoWaASの原型を作り始めたのもこの時期です。
再起をかけ転職した企業(現在)
あー、思い返すのしんどかった(´;ω;`)ウッ…
後編は本当に暗黒時代の話なので、ここまで書くのは結構しんどかったです。そんなこんなで現在は、転職当時は東証一部、現在は東証スタンダードの企業で、テックリードとして勤務しています。
主な仕事は非IT部署との感情調整、根回し、要件定義、社長特命案件に震えることで、手を動かすことからはちょっと遠ざかり気味。
ベンダーさんには「答え出てから発注してくる」「納品物で発注してくる」といじられつつ、同僚からは「コード書いてないときは禁断症状で手が震えてる」といじられつつ、日々の業務に追われています。
昨年は再婚して、昨年末には子供も生まれて賑やかに生活しながら、週末CoWaASを開発したりいろんな手続き調整をする日々です。
現在の技術スタックは、勤め先への配慮で割愛します。
触りだけ書けば、マルチクラウドでAIとかやってるよ、といったところでしょうか。
まとめ
長々とした自己紹介、ここまで読んでいただきありがとうございます。
メンタルみじんこだけどきなこになるまでがんばる、リーマンショック組の七転八倒限界エンジニアな私ですが、次回からはいよいよCoWaASとは何ぞやというところ、クラウドファンディングを開始するまでの話を書いていきたいと思います。