舞台歴程ー凛として 伊藤巴子
これぞ舞台女優、まさに舞台女優
舞台一筋に生き、児童演劇の普及に尽力した伊藤巴子さん。
亡くなられた2016年に出版されました。
伊藤さんの文章をかつて未来社の名物編集者だった松本昌次さんがまとめまた本です。
あまり放送メディアに出られなかったので、舞台での素晴らしい演技に見合う認知度がないのが残念。
12月に亡くなられたので、ご存命のうちに出版されたのが救いです。
実はあなたも伊藤さんの演技を見ているかも。
伊藤さんの代表作「森は生きている」は全国を回り2000公演されていますから、意外に子供の頃に見ている人も多いのです。
戦後昭和の演劇を取り囲む空気が感じとれ、それぞれが演劇を真剣に定義しようとしていた姿に心うたれます。
新刊も手に入ります。
娯楽芸能関連本を専門としたい私にとっては手元に置いておきたい本です。
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