050 | 大宮・浦和探訪



まず新大宮バイパス=国道17号で荒川を越え
道沿いに現れた笹目神社に寄らせてもらって
マシン各部を確認、呼吸も整える。
お社の前で鈴を鳴らし二礼二拍手一礼して
5円玉を賽銭した。






先週末、自転車で大宮駅近くの さいたま市立博物館 と言うのに行った。大宮なんて長距離列車でどこかに移動する時に通過する駅ってイメージあったけど、家から20km足らず。走ってみたら近かった。

それでもどこか旅先で、たまたまミュージアムに寄ったみたいな、非日常感があって楽しかった。こーゆー感覚は、どんな内容か確認し、それこそが目当てで向かう青山や上野などの企画展では感じないかなー。



入り口近くに「昔の遊びを‥」ってコーナにけん玉とか置かれててやってみたが、随分できなくなってた。子供の頃なぜか叔父に仕込まれたのに。



さいたま市立博物館の「収蔵品展」は、その土地でたまたま集められたり残っていたものが展示され、地域色が滲む小粋な展示だった。残念ながらネットなどに公開は禁止と釘を刺されつつ画像の撮影許可を頂いたので、ここには載せられない。せめてそれら画像を見返しながらこの駄文を打ってます。

明治時代に日本で普及したミシンは、1860年にジョン万次郎が持ち帰ったものがきっかけとなったそうだ。丸っこい足踏みミシンが何台も、クラシック・カーのようにズラっと並んでいた。
また、江戸時代初期に谷川角行(たにかわかくぎょう)が興した富士山信仰の”富士講”の記録や資料や、モノクロの絵葉書など戦後の富士山観光の記録など、富士山関係の展示が充実していた。
更に、光学写真機や光学8mmムービーカメラや、その映写機や編集機が展示されていた。たまたま高校時分の部活動で8ミリ回してたから、その時使っていた同じ機構の機材が博物館に鎮座する様に、時間の流れを感じたりした(苦笑)。
www.city.saitama.jp/004/005/004/005/008/






本日の燃料、暑い時には辛いもの。大宮の繁華街で麻辣刀削麺を所望、美味しかった。自転車じゃなきゃビールも頼みたいところ(苦笑)。



大宮から移動。グーグルさんに従ってなんかヘンなところ走らされてる気がする。大丈夫だろうか・・。



さっきから頭の中で渡辺美里の「サマータイムブルース」が流れている。残念ながらiPhoneやiPodには入れて来ていない。






大宮から8kmくらいの 浦和くらしの博物舘民家園 というのに来た。この炎天下に野外ミュージアム巡るもの好きもいない(ほぼ貸切状態・笑)。
















木陰は涼しいんだけどねー。





子供の頃の夏休みに遊びに行った、上越の祖父母の家と同じ、ほこり臭いと言うか土臭い匂いがする。



立派。





登録有形文化財:旧浦和市農業共同組合三室支所倉庫。
www.city.saitama.jp/004/005/004/005/003/






1度に見倒す必要はない。大宮&浦和探訪は博物館と民家園を巡って切り上げようと思ったのだけど、時間的に間に合いそうだったから、UターンならぬV字ターン的に新大宮バイパスに近い方向に引き返し、埼玉県立近代美術館 を冷やかした。

印象派のコレクション展が、点数は多くないけど手堅い(ゴーギャンの版画をたぶん初めて見た)。また、企画展「イメージの継承と創造」と、小村雪岱(こむら せったい)のコーナーがグっと来た。
小村の作品は、日本画出身ながらモダンでオシャレな構図と画風で、アンタ何者よ!と思ったら東京美術学校卒業後、1918年にまだ広告・デザイン部ができる前の資生堂に入った異色の経歴を持つ流行挿絵画家だった。
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/index.php?page_id=0






ぼちぼち帰ろう、楽しい短距離日帰り旅行でした。
(走行距離56.09km)