【事例共有1】プロボノ人材との協働で築250年の茅葺古民家に賑わいを生み出す挑戦!
3月25日に設立イベント、4月にメンバーとのキックオフを終えて本格的なスタートとなった地域人事部アライアンスネットワークの活動。
主な活動はSlackを使った会員同士のコミュニケーションの他、毎月代わり替わりにメンバーが登壇し、自分たちの活動で得られた事例やノウハウ共有する勉強会を行っていきます。
今年度のトップバッターとして、静岡県藤枝市を拠点に活動されているNPO法人ESUNEの斉藤雄大さんより、ふるさと兼業のプロジェクト事例を発表いただきました!
今回はコーディネーターを務めた斉藤さん、外部人材の受け入れをされたむかし田舎体験 水車むらの保志さん、東京からプロボノとしてプロジェクトに関わられた佐藤さんの3名が登壇し、それぞれの立場から詳細なお話をお聞きしました。
廃墟となった水車のある古民家を蘇らせ、田舎体験が出来る体験施設をつくり、沢山のボランティアと共に場を作ってきた保志さん。
そんな水車むらは、家族連れや子どもたちで賑わいますが、平日や冬場は稼働が下がってしまうという課題があったそう。
その課題を解決すべくプロジェクトがスタートし、募集のなかで集まったメンバーの一人が藤枝市を地元に持つ佐藤さんでした。
4ヶ月という限られた期間ながら着実な成果が生まれ、期間終了後も受入れ側とプロボノ人材のご縁は途切れることなく、その後も密に関わり、現在新しいプロジェクトも動き出しています。
静岡県藤枝で「竹・茶・みかん」を活かしたサウナ創り!
※2022年5月31日までクラウドファンディング実施中!
無償のプロボノ活動…どうしても気になるのはその役割分担と成果への責任、そしてモチベーションの維持ではないでしょうか。
受入れ側も不慣れだとどのように仕事を頼んだらよいか分からず、無償が故に遠慮してしまったり、成果に対する責任を求めることも難しいため、かえって中途半端になることも考えられます。
その結果外部人材の能力を充分に活かしきれないこともあるでしょう。
外部人材も本業との調整やコミュニケーションギャップに苦しむといった話も聞かれますし、現地とのリモートにも限界があります。
成果を上げるためのモチベーションを保つためには、受け身ではなく自ら提案するような主体的な姿勢も必要です。
今回のプロジェクトはそれぞれの立場で価値付けがなされていて、誰一人として無理をしておらず、楽しんでいること。
そして、プロジェクトの経験をその後の活動や仕事に生かされている点が特に素晴らしいと感じました。
事例を発表いただいた後、成果の背景を皆さんで深堀っていくと、外部から副業兼業の方を招きプロジェクトを成功させるための秘訣ともいえそうなポイントも浮かび上がってきました。
これから副業兼業を募集したい企業や団体の方、刹那的ではなくその後に繋がる関係人口をつくりたい自治体職員の方、そしてコミュニティビジネスにチャレンジしたい方は、ぜひ参考になさってみて下さい。
来月の勉強会も魅力的な企画を用意していますので、お楽しみに!
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