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零票確認に行ってみた〜選挙に一番乗りした特別な体験〜

皆さんも噂程度に聞いた事はありませんか?

選挙に一番乗りすると、投票開始前の投票箱に何も入っていないことを確認する事ができる。

と、いう事を。
それにチャレンジしてみました。
これ、「零票確認」と言うそうです。

結果を先に言うと、その特別な体験が特典であり、記念品とか何か貰えるとかは無かったです。
(投票地域や選挙の種類によっては何かあるかもしれませんが)
なので、朝が得意な方は興味があればやってみて下さい。という感じです。

私の投票所では7時スタートだったので、10分前の6時50分に到着しました。
「遅いかな?」と思いつつ、早く行ってもスタッフに迷惑かけそうな気がして今回初めてのチャレンジだったので10分前にしてみました。
10分前に着くと、既に先客が1名……。

上下ジャージで朝が強そう。
零票確認の玄人感を出している一番乗りのおじさん。

おぉ……負けた……。
終わった……。

私は2人目でした。
初回からうまく行くとは限らないし、まぁ、いいか。と気持ちを切り替えていると待っていると、後ろから陽気な歌声が聞こえて来ました。
3人目の到着です。3人目はゆくっりと自転車で現れた男性は1人目のおじさんより、さらに先輩、おじさんというよりおじいさんと言っても怒られないだろう年齢の方でした。

おじいさんは鼻歌を歌いながら、投票所に突入しました。しかし、まだ7時前。
流石にスタッフが「すみません、まだ開始前です」と止めが入りました。
おじいさん、ガッカリ。

すると、スタッフが「2番目の方はこちらにどうぞ」と3人を並ぶように声をかけてきました。
ジャージのおじさん、私、おじいさんの3人を並ばせるとスタッフは言いました。

「3人に投票前に投票箱が空か確認してもらいます」

やったー!1人じゃなくて3人なんだ!!
確認できるー!!

(後で調べたら、1人とは限らず第1グループの複数人で確認する場合もあるそうです)

と、テンション上がる私の横でおじいさんは「はぁ?何すんだ?」とご機嫌斜め。知ってて早く来たわけじゃないのか……。
陽気な鼻歌で登場したおじいさんは、すっかり登場時のテンションとは変わってしまいました。
スタッフが説明すると「あぁ〜」と納得した様子。乗り気では無いけど。

せっかくなので、待っている間に調査してみました。
調査相手は、上下ジャージで零票確認の玄人感を出している一番乗りのおじさんです。

「投票前の確認やってみたくて来たんですけど、毎回朝一で来てるんですか?」
「いや、40年ぶりくらいです。若い頃に1回やった事あるんですけど」

選挙の玄人ではあるが、零票確認の玄人では無かったようです。
ちょっと照れくさそう笑いました。

と、なると私の住んでいる地域では、毎回必ず決まって零票確認をしている常連はいないのかもしれない。
1番乗りを狙うチャンスはあるかもしれない。と、ちょっとワクワクしていると、カラカラカラと鐘が鳴らされました。
開始の合図は鐘なのか。

まず、3人が先に通され投票箱の確認をします。
確認には投票所に早くついた3人は、スタッフと共に確認します。

今回は
衆議院議員総選挙で
小選挙区での候補者への投票、
比例区での政党への投票、
最高裁判所裁判官国民審査、
3つがあるので3つの投票箱を順番に確認しました。

実際やってみると確認は結構ゆるいというか流れ作業感はありましたけど。
こっちは初めてでワクワクしたてけど、スタッフからすると早く終わらせたいんでしょうね。
元々興味無かったおじいさんは私の後ろにいたので、実際ちゃんと見ていたか謎です。

その後、スタッフに確認した人は名前を住所を書くよう促され、書類に名前と住所を書きました。

しかし、この間に
4人目が投票終了し、横を通り過ぎる。

え?

私達、先に投票出来ないのか……。

投票の1番はまさかの4人目という。

そんな虚しさを感じている横で、3人目のおじいさんが「俺は手が震えて字が書けねぇ!」と記入を渋ってました。

え?

じゃ、どうやって投票すんの?

(名前ならギリギリ書けるそうです)

余談ですが、投票所に先輩がいたので「何してるの?」「早くない?」と笑われました。「1回確認してみたくて……」と笑うと「暇だねww」と言われました。

暇じゃなくて、この為に早く起きたんだから!!

そんな感じで、初の零票確認は無事に終了!
初チャレンジにして初成功は嬉しいけど、次も3人目まで確認できるか不明なので次は1番を目指してみたいです。

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蘭
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