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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/9/18~2021/9/24)

9月18日(土)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

今日は定期的に通っている内科の検査のため病院へ。前回の検査からは2ヶ月で、その間に新型コロナのワクチン接種も2回済ませた。まだ十分な抗体ができているとは思わないが安心材料であることは確かだ。今回の検査はワクチン抗体とは無関係。いろいろな数値をみて、前回とはほとんど変わらず横ばいであると確認する。

お昼過ぎに病院が終わったのでランチにラーメンを食べ(これが数値が下がらない理由なのだが笑)、書店に寄って新刊をチェック。地方の中規模郊外書店なので、海外文学などは品薄だが、それでも欲しいと思わせる新刊は溢れている。数冊を選んで購入。

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帰宅途中に回転寿司屋に立ち寄り、ネットで注文していた持ち帰り寿司を受け取る。月曜日が敬老の日ということで少し早めにお祝いする。先日山梨で購入した地酒でお寿司を食べよう。

就寝読書は「恥さらし」

9月19日(日)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

昨日が通院だったので、今日は週イチ恒例の買い出しに行く。スーパー2軒と農産物直売所、ドラッグストア、ホームセンターと今日の買い物はフルコース。途中コンビニに立ち寄りお昼はサラダと冷やし中華。

帰宅して午後は1時間ほど昼寝。あとはゲームなど。

就寝読書は「恥さらし」

9月20日(月)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

敬老の日で祝日。昼間は特に予定もなく、ゲームをして動画をみて本を読んで昼寝してとダラダラ過ごす。

夕食を入浴を済ませて夜は「はじめての海外文学」のオンラインイベントに裏方として参加。イベントは、『秋の本』ということで、スポーツの秋、芸術の秋など『◯◯の秋』な本を登壇メンバーがオススメする。イベントはYoutubeで生配信され、現在アーカイブも残っているのでいつでも視聴可能。オンラインなので視聴者側の熱量が感じ取りにくい面はあるが、少なくとも登壇メンバーや裏方で動いていた事務局メンバーは盛り上がったので大成功と言っていいと思う。いろいろな本が紹介されたけど、個人的に気になったのは柳原孝敦さんが紹介したアキラ・ミズバヤシ「壊れた魂」(水林章訳/みすず書房)。題材は音楽。何より興味深かったのは、『著者アキラ・ミズバヤシ=訳者水林章』ということ。水林さんはフランス語で何冊か本を出していて、本書もその中の1冊。フランスで賞も受賞していて映画化の話もあるらしい。自分で書いた本を自分で訳すというのが面白く、その部分で登壇メンバーも興味津々だったように感じた。小説としても面白そうなので購入しようと思う。

就寝読書は「恥さらし」

9月21日(火)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

連休明けの火曜日。いつものとおり終日テレワーク。午後に予定していたオンライン会議が来週に延期になったので時間が空いてしまった。特に急ぎの仕事もないので早めに業務を切り上げて本を読むことにする。

就寝読書としては「恥さらし」を読んでいるが、この時間は別の本を読もう。手にとったのは和田靜香「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた」(左右社)。フリーライターの著者が、コロナ禍で生活も厳しくなる中で自分が置かれている状況に疑問を持ち、そんなときに映画「きみはなぜ総理大臣になれないのか」を通じて知った立憲民主党の国会議員小川淳也氏にその疑問をいろいろとぶつけてみたという内容。小川議員が和田さん(その向こうにいる多くの市民たち)と真剣に向き合いしっかりと話を聞き説明しようとする姿勢が、自分たちの保身や利益ばかりを追求し苦しむ庶民には目もくれないような態度をとっている(かのように私たちには見えている)与党の政治家たちに比べて新鮮にうつる。冷静に考えれば小川議員の考え方や姿勢や本来の政治家の姿であって、与党議員たちの傲岸不遜な態度(記者たちの質問に口をひん曲げて上から目線でバカにした発言を繰り返す財務大臣のような)こそが異常なのだが、その異常が日常になっていて、それゆえに小川氏のような誠実な政治家が異質に見えてしまうことに驚く。和田さんは自分の苦しい現実も踏まえてさまざまな疑問を小川氏にぶつけ、小川氏はその疑問に真正面から挑み、まやかしでなく誠実に答えを導き出す。実現できそうにない耳優しいことではなく、ときに増税など厳しいことも話す。だが、その理由も明確に説明し納得してもらうための努力は欠かさない。小川氏のような政治家が当たり前に存在する国になってほしい。

就寝読書は「恥さらし」

9月22日(水)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。午後にオンライン会議が2本。午前中は少し空きがあったので、昨日続きで「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた」を読む。小川氏の誠実さも感心するが、著者の和田さんの成長度というか政治をどんどんと自分の問題として考える思考になっていくプロセスが読めるのも面白い。翻って、自分はこれまで政治に関心を持っていたか、真剣に政治について考えたことがあるかを自問自答する。いまメディアはこぞって新しい自民党の総裁が誰になるかを時間をかけて報道しているが、メディアから流れてくる情報を正しく受け取って理解し、どこに問題が在るのかを考える必要がある。自民党の総裁選挙には投票権はないけれど、すぐに衆議院議員選挙がある。そのときに、間違った人、間違った政党に投票しないようにしなければいけない。そのためには自分で考えることが大事だと思う。

就寝読書は「恥さらし」

9月23日(木)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

今日は秋分の日で祝日。彼岸の中日ということで父の墓参りに行く。明日が平日で飛び石連休となる初日ということで、墓参りに家族で来ている人も多く、駐車場もいっぱいだった。

墓参りを済ませて、スマホからネット注文したランチをガストに受け取りに寄り、和菓子屋でおはぎ、スーパーで足りない食材を購入して帰宅。ランチを済ませて午後は昼寝したり動画見たりしてすごす。

就寝読書は「恥さらし」

9月24日(金)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

秋分の日(祝日)と土曜日の間の金曜日。会社は有休を取った。朝から出かけて銀行などの用事を済ませることにする。食堂でランチにスタミナ丼を頼んだら、にんにくのたっぷり入った焼き肉の乗ったボリューミーな丼でかなりお腹いっぱいになった。途中、大きな書店に寄ったので2冊購入。売り場を眺めていたら日本文学の棚に亡くなった橋本治氏の遺稿という「人工島戦記」(集英社)が面陳で置いてあった。函入りで圧倒的なボリュームの鈍器本。ものすごく面白そう。でもお値段もボリューミーで税込み価格が1万円以上。いや、コスパ的には絶対ペイできそうだが、悩む。今日は買わない。後日は未定。

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明日はイベントの取材で都内にでるので、いつもの買い出しを1日早く済ませることにする。今回はあまり買うものはないが、それでもスーパー2軒をはしごする。レタスやきゅうりなどの野菜も本当に高くなっている。野菜が好きというわけでもないが、バランス良く食生活を送るには野菜も必要不可欠な食材だけに、地味に価格があがっていくのは困る。

ただ、読了した「時給いつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた」に感化されたわけではないが、レタスがひとつ200円だったものが300円に値上がりして右往左往するって、やはり金銭的な余裕の無さからくるものだと思う。私は企業の正社員として働けていて、ある程度のお給料をもらっているけど野菜や肉、魚の値段の上がり下がりに一喜一憂してしまう。ならば、非正規で働いている方々はもっと苦しい生活を送っているはず。それは、その方個人に問題があるのか、生活できるかどうかギリギリの賃金しか払ってくれない会社に問題があるのか。いや、突き詰めれば政治に問題があるのだと思う。そして、問題のある政治家を選挙で当選させてしまった私たちの問題だと思う。だから、近い時期に必ずある選挙では正しい選択をしなければと思う。正しい選択。私にとっての正しい選択。誰かにとっての正しい選択。

就寝読書は「恥さらし」


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