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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/7/31~2021/8/6)
7月31日(土)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
千葉は梨の名産地ということもあって、毎年この時期に親戚に梨を送っている。例年8月中旬(お盆の頃)に送っているのだが、先日桃を送ってくれた親戚が、「今年は桃が出回るのが早い」という話していたので、梨も早い方がいいかもしれないと思い、JAの選果場に様子を見に行ってみることにした。
JA選果場に行ってきいてみると、「8月上旬には終わりそう」とのことなので、その場で送り状を書き、親戚宛の発送を依頼する。自宅用にも一袋購入した。
JA選果場にモンちゃんを連れて行ったら、係のオバちゃんたちに大人気でかわるがわる抱っこさせてとお願いされる。モンちゃんにはちょっと申し訳ないが、発送伝票を書いている間、係のオバちゃんにあずけて面倒をみてもらった。ときどき様子を伺うと、ちょっと恨めしそうにこっちを見ているモンちゃんと目が合って苦笑いしてしまう。いや、本当にごめんね笑
梨の発送が終わってからいつものように週イチの買い出し。途中、トンカツ屋さんでお弁当をテイクアウトし車中で昼食。帰宅したのは夕方だった。
夕食の時間まで「バイオハザード」。夕食はスーパーで買ってきた焼鳥とお寿司。ホッピーで晩酌。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」
8月1日(日)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
本番で動かしているシステムの改修作業のため休日テレワーク。修正箇所やテスト手順などを入念に確認し、いざ作業開始と思ったらMicrosoftのシステムで不具合がでて修正作業ができない。修正はできるのだが、保存ができないのだ。チェッカーでみると接続エラーだという。しかし、どこを確認してもログインも正しくできているし接続状態は正常にみえる。会社のIT管理部門も休日なのでサポートは得られないし、なにより使っているMicrosoftのシステムはIT部門は直接サポートしなくてMSのサポートに投げるだけなので、そもそもサポートは期待できない。半日以上確認したが原因はわからず対処方法も不明で、今日のシステム改修作業は諦める。システムを利用する担当者と上司に状況報告メールを送付して、会社のテレワーク環境からログアウト。
午後は撮り溜めていた深夜テレビの録画を一部視聴してHDDの容量を空ける。あとは「バイオハザード」。キャラクター操作の敏捷性を必要する場面でなかなかうまくできず数十回同じチャレンジを繰り返す。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」
8月2日(月)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
昨日、不具合で実施できなかったシステム改修をリトライするも、同じ不具合が継続していて結果は同じ。IT管理部門に問い合わせした結果が返ってくるまでは何も手がでない。システム利用者側に改めて事の経緯をメールで報告し、今日は別件の不具合対応。こちらは社内でも既知のトラブルだったようで、すぐにサポート対応してもらう。だが、この対応作業が思いの外時間のかかり、それだけで午前中が終わる。午後は資料作成を少し。夕方にはテレワーク終了。
夕食までの間に「バイオハザード」
今日から私が住んでいる千葉県も緊急事態宣言が出された。だが、いったい何が変わったのだろうかというくらい、なにも変化が感じられない。テレビではオリンピックの盛り上がりばかりが優先的に放送され、街の光景を映す映像には、いつものように人が溢れている。毎日毎日『過去最高』の数字が更新され、感染力の強いデルタ株が勢力を増している。ワクチン接種が有効だという政府だが、打ちたいのにワクチンが足りないという話も流れてくる。ガマン以外に何も言えない政治家たち。ガマンの限界をとっくに超えている国民。さて、この先どうなっていくのやら。こうなると逆に楽しみに感じてしまう。不謹慎だけど。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」。ようやく上巻を読了。SFって時間かけすぎると内容よくわからなくなるな。
8月3日(火)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
終日テレワーク。システム不具合に対するIT管理部門からの回答はなし。特に急ぎの仕事もないので、過去資料の整理などして1日終わる。
休憩時間に「バイオハザード」をゲームクリア。しかし、完全な謎解きができず、いろいろと犠牲になったキャラもあったためバッドエンディング。クリアタイムは11時間以上。早い人は1時間くらいでクリアするらしいので、いかに下手っぴかわかる。
夜は古屋美登里さんと倉本さおりさんの対談イベント「小説の醍醐味、短篇の愉楽 イーディス・パールマン『幸いなるハリー』刊行記念トークイベント」をオンラインで視聴。古屋さんが翻訳時に作るメモや、パールマンという作家のすごさなど、訳者視点、読書視点でおふたりが話され、その内容を興味深い聞き入る。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」。下巻を読み始めた。
8月4日(水)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
終日テレワーク。課題のシステム不具合についての回答はなし。過去に作ったExcelマクロのシステムを機能拡張する作業に入る。まずは形からということで、シート上の見た目を作り、必要なデータを揃える。問題は運用方法だが、それはマクロを作ってから考えよう。
本業作業と並行しながら、昨日視聴したオンラインイベントの文字起こし作業。ある程度はシステムで自動的にテキストにできるが、不鮮明な音声部分はうまく拾えないのと精度もあまり高くないので、これから実際のアーカイブを視聴して確認しながら正しいテキストに修正していく。
原稿作成のスケジュールについて編集部に連絡。原稿作成には、毎回おおよそ1週間程度スケジュールをもらっているが、今回は作成作業に使えない日があるのと、次の日曜にワクチン接種があって副反応がどの程度出るかがわからないので、いつもよりは長めにスケジュールを設定してもらった。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」
8月5日(木)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
終日テレワーク。システム不具合についてはまだ回答なし。昨日に引き続きマクロの機能強化版作成作業。一番大元となるデータリストが2本あり、そこから必要なデータのみを抽出してマクロで利用するデータベースを作成する必要がある。今日はその部分の構築。ここは単純な仕組みで動く部分なのでテストや確認も含めて1時間弱の作業。その他本体機能の設計などで夕方まで業務。
合間に文字起こし。30分ほどしか時間がとれず。
と言いつつも「バイオハザード」の2回目のプレイに入る。今回は前回のプレイで確認できなかったマップの収集が目的。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」
8月6日(金)
朝4時半起床。散歩に行って朝食。
今日は、日曜日に休日作業した分の振替で休みをとった。通院その他で1日外出する。新型コロナの感染者数がデルタ株の影響で激増している中をでかけるのは若干不安だが、通院もあるので出かけないわけにはいかない。できるだけ人と接触のないように車で移動することにする。
まずは通院。メンタルクリニックでいつもの睡眠導入剤などを処方してもらう。診察のときに先生から「ワクチンはもう打ちましたか」と問われたので、無事に予約ができて次の日曜に接種を受けることを話す。私の場合、比較的順調に予約がとれたので問題はなかったが、聞くところでは私のような睡眠障害も基礎疾患ということで優先接種対象になるとのこと。基礎疾患というと、糖尿病とか狭心症とかで考えてしまうが、精神疾患も基礎疾患に含まれるのは意外だった。(帰宅して接種券に付属の手引書をみたら、確かに書いてあった)
診察が終わって、1000円カットの店で散髪を済ませてから渋谷へ移動。そこから井の頭線で下北沢に向かう。月末に「老犬たちの涙」写真展を開催する「本屋を旅するBOOKSHOP TRAVELLER」で店長の和氣さんと展示の段取りなどを打ち合わせ。どのスペースを利用するかや仕入れてもらった本やギャラリーのレンタル費用の精算方法などを確認する。その他は雑談。海外文学をもっと並べたいという話を聞き、力になれる部分は協力すると話しておく。下北沢の客層に合わせた選書だと結構動くという。ターゲット的には10代から20代といったところか。うん、それはオジサン世代には難しいぞ笑
下北沢には1時間ほど滞在して、そこから駒込に移動。久しぶりに「BOOKS青いカバ」に行く。コロナでテレワークになってから、月に1回の通院時にしか都内に出ることはなく、都内に出たとしても移動中などであまり混雑した電車には乗りたくないというのもあって、駒込に足を運ぶのはだいぶ久しぶり。今回は車だったので安心して行けた。店内にはお客さんもチラホラ。カウンターでは店長の小国さんが買い取った古本の中に埋もれるようにして作業中。まずチラッと挨拶だけして店内をじっくりと見て回る。Twitterでみた閻連科の新刊とバスケスの新刊はここで買うつもりでいたので、まずはその2冊の内容をざっと確認。奥にある海外文学の古本棚をじっくりと眺め、ここにもバスケスの本があるのを確認したので、同じ水声社から出ている本を購入することにして確保。他にもいろいろと気になる本はあったが、今回は閻連科とバスケス2冊を購入。会計をしてもらい、本にカバーをかけてもらうながらしばし雑談。ここでもやはりワクチンの話。小国さんのところはまだ全然予約がとれないらしい。やはり住んでいる自治体によっていろいろ違うようだ。
駒込から丸の内に移動し、都内に出たときは必ず寄っている「丸善丸の内本店」に行く。地下の駐車場に車を入れようとすると、通路と歩道を完全に塞ぐ形で一台の車がハザードを出して停まっている。歩行者の邪魔になっているし、何よりこの車がいると駐車場に入れない。移動を促す意味でクラクションを鳴らそうかと思った矢先、助手席と後部座席からおじさんが3人降りてきた。よく見ると、背中に『TOKYO 2020』と入った大会関係者用と思われるユニフォームを着て、首からはIDカードのようなものをぶらさげている。歩行者の邪魔になっていることも、私の進路を妨げていることも気にする様子はなくゆっくりとした足取りで「丸の内ホテル」の入口に向かって悠々と歩いていった。3人が降りてようやく運転手は車を移動させ、歩行者も私も動けるようになったが、選手たちの頑張っている姿は応援できても、運営に携わっている組織委員会の人がこのような「俺たちがオリンピックを運営しているんだ。文句あるのか」的な特権意識でいるところも、今回の東京オリンピックが歓迎されない要因のひとつだと思う。
無事に車をとめて、丸善に行ってみると店内にあるオリンピックのグッズを販売するオフィシャルショップには黒山のひとだかりができている。完全な密状態だ。「批判している人もオリンピックが始まってしまえば盛り上がる」みたいな発言があったが、このオリンピックグッズ購入に群が人を見ていると、そう言われても仕方ないよなと思ってしまう。もちろん、おそらず多くに人の人生で二度とない自国開催のオリンピックだから、記念の品を買いたいという気持ちもわからなくはないが、いま連日のように新規感染者が激増している中で、これだけの密を作ってまで買いたいというのは理解しがたい。それだけみんなコロナ慣れしているということか。
もちろん、私自身も月末には写真展を開催という人を集めるイベントを企画しているわけで、人流を減らすことに対しては非協力的な人に分類されるかもしれない。ただ、オリンピックのように全国から人を集めるわけではないし、小さなギャラリーで開催する数日間の写真展なので入場者もそれほど多くないだろう。まあ、それも言い訳でしかないのだけれど。
丸善では人混みを避けつつ文庫フロアと単行本フロアを見て回り数冊購入。岸本佐知子さん訳のジョージ・ソーンダーズ「短くて恐ろしいフィルの時代」が河出書房新社から文庫化されていたので、これは迷わず購入。単行本でも読んでいるが文庫化を機にまた読みたいと思う。
その後夕飯用のお弁当を大丸の地下で購入して帰宅。
就寝読書は「三体Ⅱ 黒暗森林」
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