『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2020/05/02~2020/05/08)
5月2日(土)
朝、というか深夜3時に起床。なんでこんな時間に起きたかというと単純に前夜早く寝てしまったから。
早く起きても特にやることがないので、先週読み終わったジョゼ・サラマーゴ「白の闇」のレビューを書き、「第二の銃声」を読む。朝食を済ませてから「白の闇」のレビューをサイトにアップする。
午前中に食品の買い物に行く。今日から近所のホームセンターは臨機休業とのこと。なんでも、外出自粛、学校休校のストレス解消で家庭菜園やDIYを楽しむ家族が増えているそうで、そういった家族が一家総出でホームセンターに来てしまうと感染リスクが高まるからやむなく休業するらしい。
午後は「第二の銃声」の続きを読んだり、録画してあった「100分de名著」の過去回を観たり、昼寝したりして過ごす。
就寝読書は「第二の銃声」。いよいよラストスパート。
5月3日(日)
朝4時起床。朝食の支度を始めるには早すぎるので「第二の銃声」を読む。朝食前には読み終わらなかったので、エピローグ部分を残して一旦中断。
昼間はとにかく天気がよくて、いつもの年なら「絶好の行楽日和」なのだろうが、今年はこんな天気でも外出は自粛だ。
「第二の銃声」は、ラストの真相解明からエピローグに向けての展開が驚きの連続。楽しく読み終えた。レビューは後日書くつもり。
今日からの就寝読書は「コピーボーイ」(岩波書店)。日本翻訳大賞の最終候補に選ばれた「ペーパーボーイ」の続編だ。成長したヴィクターの物語。まだ40ページくらい読み薦めたところだが、名作の予感しかしない。
5月4日(月)
ほぼ2ヶ月在宅状態なわけで、曜日の感覚とか、平日なのか休日なのかとかも、よくわからなくなっている。今日は月曜日なのだが、『みどりの日』で祝日でお休み、なんてこともどうでもよくなる。
夕方に安倍首相が緊急事態宣言の5月31日まで延長について、グダグダと原稿を読んでいるのを見る。いや、別に見なくてもいいんだけど、全部のチャンネルがそれしかやってないんだから仕方ない。
夜、『Bookshop Traveller』の間借り店主さんたちとのZoom会合に参加した。リアルで何度か会ったことのある方もいれば、はじめましての方もいて新鮮だった。家族以外と会話するのも久しぶり。
就寝読書は「コピーボーイ」
5月5日(火)
朝5時起床。前日、それなりに遅い時間に寝たのに起きるのはいつもの時間なのは年のせいか。
午前中は、前日の緊急事態宣言の延長を受けたテレビ各局のニュースやワイドショーを見る。どこ見ても同じ話題しかないし、特に新しい話題もないんだけどね。
途中で飽きて読書。
今日の楽しみは午後に開催される『オンライン本屋博』。1月31日、2月1日に大盛況で開催された本屋博のオンライン版だ。この日記のようなものを書きはじめたのが2月1日からで、本屋博にでかけたことも書いてある。今読み返したら、その日は午前中に有楽町で映画観て、ランチして、午後に本屋博に行ったと書いてあって、「あー、あの頃はお出かけし放題だったなぁ」とか思った。
すべてのプログラムをリアルタイムで視聴できないが、動画は『二子玉川 本屋博』チャンネルにアーカイブされるので、後追いで少しずつ観ようと思う。
5月6日(水)
深夜、緊急地震速報で起きる。揺れはたいしたことなかった。なんとなく寝られなくなったので、そのまま起きて『オンライン本屋博』のアーカイブを見る。
液晶モニターをラックに設置するためのモニターアームを購入したので午前中に取付作業。これで机の作業スペースが広くなった。
本を読む気分にならなかったので、チャンネル登録したまま視聴してなかった『ほんにゃく仮面(マスク)』の「『幸福な王子』を訳してみた」をまとめてみることにする。
昼食を済ませ、午後は昨日の『オンライン本屋博』に続いて連休中の楽しみにしていた「『12人の優しい日本人』オンライン朗読劇」をYoutubeで視聴する。14時からの第1部はリアルタイムで、18時からの第2部は後追いのアーカイブで。
就寝読書は「コピーボーイ」
5月7日(木)
朝4時起床。そのまま5時過ぎまで寝床でボーッとする。6時からテレワーク。今日から仕事なのだが、在宅期間が長すぎて感覚がよくわからない。
午前中に歯医者の予約を入れているので仕事を中抜け。治療後にスーパーで買い物をして昼前に戻る。昼食はさっぱりとざるそば。
午後は集中して作業。仕事でもプライベートでもやりたいことはたくさんある。どこから始めようか悩むほどある。与えられた仕事をこなすだけでなく、こうして自分が「やりたい」と思ったことを形にしていく作業は面白い。
17時過ぎに本日のテレワークを終了。19時過ぎに親戚家族とLINEでビデオ通話する。数日前に親戚から「家庭の事情で飼えなくなってしまった犬がいるんだけど、飼わない?」と連絡があったのだ。昨年11月に18年飼ってきた犬が死んでもうすぐ半年になる。次を飼うかずっと迷っていたところに飛び込んできた話だった。
その犬は、トイプードルとポメラニアンのMIXで2歳の女の子だという。とても人馴れしていて、誰にでも愛想がいいらしい。実際、ビデオ通話で見たが、名前を呼ぶとパーッと駆け寄ってきて膝の上にピョンと飛び乗ってくる様子がなんともカワイイ。緊急事態宣言の外出自粛もあって実際に我が家に来るまでにはもう少し時間がかかりそうだが、いまから待ち遠しい。
5月8日(金)
朝5時起床。終日テレワーク。昼に親子丼を作って食べる。
夕方、会社宛の封書をポストに投函しに行くついでに本屋へ。先週、入場制限をしていた店だが、ゴールデンウィークが明けたからだろうか今回は普通に入れた。もちろん、マスク着用、入店時の手指消毒は当たり前。翻訳小説特集の「群像」と中島さなえ「あふれる家」など購入。「あふれる家」は、中島らもの娘である著者が、自身の小学生時代を題材に我が家について書いた長編小説とのこと。中島さなえの作品は、「いちにち8ミリの。」を読んだことがあるが、中島らもの娘というレッテルを払拭するような短編集だった。今回は初長編ということで楽しみ。
5月5日の『オンライン本屋博』で蔦屋家電の北田さんがオススメしていた「震える虹彩」が昨日届いていたのを開封。函入り本を新刊で買うのは久しぶり。読みたいというよりは手に取っていたいという感じの本。
就寝読書は「コピーボーイ」。読み切るつもりだったけど寝落ちで終わらず。