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居心地の悪さも大事にしたい
最近は、今まで避けていたことに目を向けるようになってきた気がします。このnoteへの投稿だってそうです。ちょっと前までは不特定多数の中に自分の文章をさらすなんて考えもしていませんでした。
人間関係についてもそうだな、と思います。わたしは元々ぬるま湯のような場所はあまり好きではありません。(思いっきり甘やかされたいときは別として)。だから付き合う人は優しいけど厳しい人をちゃんと選んできたつもりでした。
でもそういう人って結局は居心地がいいんですよね。たとえ意見がちがっていたとしてもお互いに聞き合える仲だし、そのちがう意見も立場や視点がちがうだけであって、根本は一緒というのがすぐに分かるんです。
だけど、本当は根本は一緒なのに、聞き合わない内にすれちがってしまっている相手もいるかもしれない、と今は思っています。
こういう人にちょっと困ってる、という相談をしたことがあります。「こういう状況でこういう風に言われてこう感じた」というわたしの説明に、相談をした相手はちょっと考えてから「わたしはその相手の気持ち分かるかも」と言ったんです。それから「あなたはそう感じたかもしれないけど、その人はこういう気持ちで言ったのかもしれないよ」と相手の気持ちについて代弁してくれたんです。それは説得力のあるものでした。
そこで気が付いたんです。その困っていると思っていた相手も、実は根本はわたしと一緒なのではないか。伝え方や表現の仕方がわたしと真逆すぎて、悪い方にわたしは捉えていたのではないか、と。
一方、相談相手の子も「わたしもそういう状況で悩んだことがあるけど、あなたとは逆の立場だった。だからわたしの態度がもしかしたら相手にそうとられてしまっているかも、っていうのが分かってすごく参考になった。ありがとう」と言ってくれました。わたしの相談だったはずが、相手の悩みの一助にもなっていたようで、そういう意味でも相談してみてすごくよかったと思います。
「悪気があってやってる人って意外とそんなにいないもんだよ」と以前に言われたことがあります。本当にその通りだと思いました。
居心地の悪い相手について考えることって、「相手の立場を想像する」という、人間関係においてとても大事な能力を伸ばすことにすごく役立ちます。
ただ、そういう相手の立場になって考える、って一人じゃ結構難しいものです。どうにも悪い方にばっかり考えてしまうときは誰かに相談するといい、ということがよく分かりました。
根本がちがいすぎる人と分かり合うのは難しいかもしれない。だけど根本は一緒なのにすれちがってしまっている人とは、どうにか分かり合っていきたいと思います。
そしてもちろん、今現在居心地の良い人も大事にしていきたいです。