手帳を手放しノートジャーナリングへ移行した話 ①経緯編~手帳会議2025~
9月に入り、店頭に2025年の手帳が並び始めました。
noteの記事にも「手帳会議」とタイトルがつく投稿を多く見かけるようになりましたね。魅力的な手帳がいっぱいで、来年はどの手帳にしようかと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、私の2025年の手帳会議の模様をまとめました。手帳選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
結論から言うと、8月の終わりにこれまで使っていた手帳を手放しました。
現在は、バレットジャーナルを参考にしてノートを手帳として使用+デジタル日記を併用しています。経緯で長文になってしまったので、現在のバレットジャーナル運用は別記事で詳しく紹介します。
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1.紙の手帳を使い始めて気づいたこと in 2024年
2024年の4月に、こんな記事を書いた。
情報はデジタル一括管理だったのを、アナログと兼用にしてみたという内容。
性格や好みにもよると思うのですが、8ヶ月の運用の中で感じたことは次の通りです。※手帳を否定するものではありません。個人の感想としてお読みいただけるとうれしいです。
1.記録媒体が複数になるほど、管理が煩雑になり続かなかった
はじめる前から薄々予想はしていたが、やっぱり続かなかった(笑)。
思ったことを瞬時に吐き出して書き留めたいのに「これは感情だからpure life diaryに書いて…」
「あ、作業を通じて感じたことだから、仕事の手帳に書いておいた方がいいか。え?両方?」と、どの媒体に書くのか一瞬悩むのがだんだんストレスになっていった。
なんでも記録用のノートも使っていたが、Aのことについて書いている途中、急遽Bのことを書きたくなった時に書きづらくて。あとで読み返すのにページが飛ぶのがなんか気持ち悪いと感じてしまい、結局デジタルメモに書いていました。そして手書きのノートは使わなくなってしまった。
タスクもログもアイデアも、その時感じた気持ちも、メモも、今日という1日のページにすべてごちゃまぜに書きたいのだ。どれも自分を構成するものだから、脳内に浮かんだことすべてを俯瞰したいという思いがあったみたい。
2.手帳を書くことを楽しんだり、読み返すことが目的ではない
手帳のアイデアをWEB検索すると、山ほどヒットする。
デコレーションするための筆記用具やシール、スタンプ。カラフルにして楽しく手帳を書く。目標を書いて、そのために必要なタスクを洗い出して、しっかり計画を立て、期日を決めて行動に落とし込む。自分がどうありたいか、自分に質問をして思考の幅を広げるワークを行うなど…
やりたいことが山のようにあるし、手帳を書くことを楽しみたくて始めたわけではないのでデコる気は全く起きず、SNSの手帳の書き方紹介を見てウンザリしてしまった。(楽しんで手帳を書いている方ごめんなさい)
pure life diaryには自分を見つめるためのワークがついており、最初は楽しかった。でも後で読み返すことを意識して書こうとすると、かっこつけて書いたり、書けなくなってしまうことがあった。
pure life diaryと別にPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)をうながす仕様の手帳もあり、乗り換えも検討した。ビジネスマンには必要な要素のように思うが、どうもワクワクせず見送った。計画をすることに時間を使っても、行動がともなわなくては意味がない。
きれいごとを書くのではなく自分自身とつながるために、脳内の考えを書き出したい。極論、読み返さない手帳でいい。手帳を通して自分と向き合い、今日という一日にフォーカスしていきたい欲求に気づいた。
3.振り返る時間は設けたいが、定期的にうながされると義務に感じる
pure life diaryは月の最初にテーマを書き、終わりに振り返りをする仕様となっている。また3か月ごとに「自分がこうありたい」というイメージを書き出すワークがある。
手帳を購入した当初は、ある程度の仕組みや枠が手帳にあったほうが書きやすそうに感じていた。テーマ決めやワークはいい仕組みだなと思って使い始めた。
ところが不思議なもので定期的に振り返りをうながされると、義務に感じてやりたくなくなってしまった。気にせず読み飛ばして自由に使えばええやん、という声も聞こえて来たのだけど、自分が手帳に合わせている感じが窮屈になっていった。
自分とつながる手帳なのだから、頭とリンクさせて自由に使いたい。コロコロと気分や気持ちが変化する私には、定期的振り返りが向いていなかった。なんというワガママなヤツとも思ったが、新しい発見だった。
pure life diaryのコミュニティLIVEも参加はしてみたけれど、一人でじっくり振り返る方が向いていることもわかった。人の振り返り方に耳を傾けると引っ張られてしまい、自分の気持ちがよくわからなくなってしまうから。
自分のタイミングで振り返りたい。
1ヵ月や1年という区切りはあるけれど、自分が感じた区切りに合わせて手帳の使い方を変えたり、振り返ったりしたいと気づいた。
2.手帳に求めるものを整理・検討
以上をふまえて、手帳に求めることを整理した。
手帳に求めるポイント
サイズはA5。のびのび書きたい。ほとんど持ち歩かないが、バッグにも入るサイズ
計画を書くことは少なそう。日々のログ・感じたこと・メモが中心
手帳を書くことは目的ではない。思考整理のツールとして使用。書かない日もあってOK
方眼などある程度の枠は必要。真っ白過ぎると書くのが続かなそう
手帳にウィークリーは不要。マンスリーもなくていいかも。デイリーとのページの行き来が面倒
1ページに数日分書く日、何ページも書く日、両方対応したい
1年で1冊にこだわらない
見返すことはあまり考えていない(あるかもしれないけど、1~2年で処分予定)
自分の変化に対応し、カスタマイズして使えることが理想
求めるポイントが明確になったところで、気になっていた手帳やノートを一つずつ検討していった。
候補1:ミドリ hibino 手帳
1日2ページ、たっぷり書けるというのが魅力で候補に挙げていた手帳。A6だけど2ページあるならいいかな、と思ったのだけど、実物を見たら想像以上に分厚く、書きづらそうに感じた。
見開き2ページに書くことを決めている人には使いやすそう。求めるポイント6以降に見合わず、見送り。
候補2:ほぼ日手帳
昔使った経験があるので、イメージしやすかった。複数ラインナップも見て検討したけれど、金額は高め。
デジタルツールもサブスクで使っているので合わせてコストを考えると、手帳の中身や見映えより使い方が重要だと気づいた。
1年を区切ってワクワク楽しいものにしたい!と思っている人にはむいていると思う。何を書くか書きながら試行錯誤するのが好きな人とか、書いていないページがなくても気にしない人ならおすすめ。
・カズン
A5手帳といえばこれ。カバーがお高めなのと、ウィークリーも使わないので手に余る感が。惜しいなと感じ見送り。
・HON
これは画期的!2023年登場のハードカバータイプ。カバーいらないし、使い終わったら本みたく収納できるのも素敵。
求めるポイントを整理するうち、5以降に見合わず見送り。
・デイフリー
日付けを自分で書きこんで使うスタイルが求めるポイントにマッチ。これなら書かない日があっても安心だと思ったのだけど、マンスリーカレンダーが仕込まれていて1年で1冊というのが気になった。ページが足らなくなったらどうしようと心配したり。結局カバーが必要になりそうなのも気になった。
デイフリーに傾いていたけど、価格と利用目的に見合うかを検討した結果、見送りになった。日付の入っている手帳自体、私の用途に合わないのかもしれないと思った。
ほぼ日手帳の紙質の書きやすさとか、コンセプトは好きなんですけどね。一度挫折している経験も判断材料となった。
候補3:365デイズノート
ほぼ日デイフリーを検討したことでマンスリーカレンダーすらいらないのかも、と思うように。もし必要なら自分で書けばいいかなと思った。
ノートの方がカスタマイズしやすいのではと探し求め、出会ったのがこれ。
時刻を表す数字、日付と曜日がページの上部に入っていて、毎回記入しなくていい。グリッドも主張しすぎてなくて、1年間使えるように368ページで構成されているシンプルなノート。1年以内に全ページ使い切っても気にならない。価格もお手頃。
紙質も書きやすそうでいいなあと思ったのだけど、ふと過去に読んだ本を思い出した。
一言で内容を言うとタイトルそのまま「情報は1冊のノートに一元化しましょう。そして、後で参照する情報にはインデックスを付けて管理しましょう」というもの。
複数の手帳を使ってみて一元化の方がよいのは実感していたし、アナログツールの弱点である検索性についても、インデックスでカバーできるなと思い出したのだった。
ノートに時系列で書いていくなら、1年でノート1冊の概念も不要だと腹が決まった。もはや、書きやすい方眼ノートなら何でもいいのではないか…
そう思ってネットサーフィンしていたところ、偶然バレットジャーナルにたどり着いた。
バレットジャーナルはノートを使って、自分でインデックスを作り必要なページを書いていく思考整理術。こちらの記事を参考にさせていただきました。
自分でインデックスやページ番号を書けばいいのか。続くかな。365デイズノート使ってみたい。
ここでおや、そういえば…と候補4のノートの存在を思い出す。
候補4:ダイゴー isshoni 方眼ナンバー入りノート grid notebook number
使わなくなっていた、なんでも記録用のノートがここで候補に浮上。
isshoniナンバーのいいところは、最初にインデックスページが設けてあり、各ページにも番号がすでに印字されているところ。表紙が硬質で丈夫だし、サイズ展開も豊富。
欲を言うと5mm方眼線がもう少し薄めだとうれしいのだけど。
1冊あたり1300円程度で、192ページある。毎日書いたとして、1年間で2冊使うことになるが、もはやこのノートがあれば月の区切りとか気にせずどんどん書いていけるんじゃない?との考えに至った。
なんでも記録は序盤にちょこっと書いていただけだったので、続きからバレットジャーナルの手法を取り入れつつ、手帳として使ってみることにした。
3.そして…現在のマイジャーナルノート手帳
こちらが現在の手帳です。お見苦しいですが。1日の書き始めは、1ページを縦に3つに分けています。
左側:食事や体調の記録
真ん中:時系列の作業・予定ログ(仕事もプライベートもMIX)
右側:その日やりたいこと・やるべきタスク
2ページ目以降は、自由記述です。
他にも手帳の良かった要素を取り入れて随時カスタムして使っていこうと思っています。
詳細は次の記事で紹介したいと思います。アナログジャーナルを取り入れたことで、デジタルツールの併用にも変化があったのでまとめていきたいです。
長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました。
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