Death On The Stairs
中島らもが階段から転げ落ちる夢のオチで
ベッドから飛び上がった
ある意味ではこれも正夢だったのかもしれない
とにかく、何か言葉を語らないと気が済まない衝動に駆られながら、
ハイミナールによく似たナニかをボリボリと齧ってウイスキーで喉を燃やしながら飲み込む
パーティーはいつまで続くのだろうか
ニールキャザディ、いやディーンモリアーティがファザー号に乗りながら俺の枕元に停車した
お前も来るか、片道切符だぞ
青春発墓場行きのミッドナイト・エクスプレス
白濁でベトベトした脳みそが朝靄を晴らすよりも早く加速していき停る事無く扉に突き刺さる
千の語るべき物語と億の話すべき言葉があるのにいったいそんなところで何しているんだ
今すぐに選ばなきゃならない
大切な何かを守るために、語るべき事を語らず
ティッシュに遺伝子を包むように吐いて捨てている
メリープランクスターズは何処に行ったって言うんだ
隣の国では合法?隣の国では死刑?
そんなことはどうだっていい
メリープランクスターズは何処に行ったって言うんだ
フォークジャンボリーは存在した?
ウッドストックは月面着陸のように嘘?
そんなことはどうだっていいんだ
少しずつ自分の心から盗み続けるうちに
何を守ればいいか忘れてしまう
酔っ払って最後に階段を踏み外し
最後に命まで盗まれるんだろう