ゲームレビュー: Wartales
クイックレビュー
どういうゲームなのかざっくり説明
見下ろし型3DのオープンワールドシミュレーションRPG
傭兵団を組織し、世界各地で依頼をこなしたり、強盗したり、土地ごとの問題を解決したりする
傭兵団の人数はどんどん増やせる
人数に応じて、支払わないといけない賃金や必要な食糧が増える(サバイバル要素)
剣と魔法の中世風ファンタジーから魔法を抜いた感じ
魔法を使用する要素は全くないが、ゾンビや幽霊は出てくる
ゲーム性はDivinity: Original Sinやバルダーズゲート3に近い
総合点: 82点
雑感:
良いところ:
依頼を受ける→依頼をこなすために戦闘する→お金を稼いで傭兵団に賃金を払ったり、食料や装備・消耗品を買ったりする…という繰り返しなのだが、ゲームバランスがシビアで緊張感があり、面白い
戦闘が硬派で戦略的なので楽しい
キャラクタのスタッツとして、HPと装甲がある。装甲は装備から得られる追加HPみたいなものだが、戦闘終了後も自動で回復はせず、アイテムを消費して修理する必要があるが、アイテムの数に限りがあり、フル修理できないことも多い。これにより、ずっと探索を続けることができないのでサバイバル要素にちゃんと意味がある
悪いところ
ゲーム難易度をプレイヤーの能力追従型にすると傭兵団の人数に合わせて敵の人数も増えるので、人数を増やすメリットが薄くなりがち+戦闘が長引いてテンポが落ちる
敵の能力は固定にした方がよさそう
弓手や槍手など、正直あんまり強いとは言えない職業があり、職業間のバランスはよくない
詳細レビュー
プレイ環境・プレイ/クリア状況
XBox Game Passを利用してプレイしました。
プレイ時間141.5時間。実績53%。
戦闘難易度は経験者でスタートして終盤は初心者に変更。
敵の強さはプレイヤー追従。
詳細評価点
ストーリー性・世界観: 70
ストーリーはあるが、そこまで重要ではない
世界観はかなり普通に中世感があって雰囲気は出てる
ゲーム性(アクション性など): 90
個人的にかなり好みのゲーム性
かなり硬派なSRPG
ゲームバランス・レベルデザイン(難易度): 90
ちゃんと考えて戦闘しないと仲間がぼこぼこ死んでいくことになるシビアな難易度がいい
序盤は死んでもいいように、猪を仲間にしてそれをタンク役にしてた
プレイヤーの能力に追従して敵が強くなるシステムは敵の数の増え方をもう少し調整すればとてもよくなると思うので開発元にはもうちょい頑張ってほしい
ビジュアル・グラフィック: 70
地味にグラフィックはいい、というか細かいこだわりがある分重い
設定を下げてゲームしないと結構GPUを食うので途中から下げてプレイしていた
面白かった点・良かった点:
シンプルなゲームで、繰り返す要素も多いのだが、丁寧に作られているため、むしろその繰り返しが面白い
繰り返しなのだが、傭兵団が徐々にスケールしていくので、それが楽しいところ。塊魂みたいな。
戦闘も硬派でSRPG好きならやってみて損はない
欠点・改善すべき点:
傭兵団の人数が増えるにつれて、敵の人数も追従して増えるので戦闘のテンポが落ちてしまうのが本当に玉に瑕(戦闘のテンポを上げるために途中から難易度下げた)
敵の強さは固定に設定しましょう!
弓手と槍手はもう少し強化が必要。相手の移動を制限するための技に部隊全体で共有するポイントを消費するのは厳しいって
感想:
丁寧に作られた、正統派かつ硬派なSRPG
調整が大味なところも若干あるが、総合的にはいい塩梅で練られたゲーム
SRPGが好きで、バルダーズゲートなどが好きな人には特におすすめできる
ボリュームも相当あって、かつ、比較的にスローペースでダラダラ遊べるゲームなので、ソロゲーが好きな人には特におすすめ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?