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武豊はニンジンがきらいです!/キャッチコピーの重要性について語ってます

noteを書くようになって、いちばん大事にしてるんがタイトルやね。

その次に大事にしてるんは冒頭。

要は、ツカミやね。
話の上手い人はもちろんツカミが抜群。

それを意識するようになったんは、中学時代かな?

当時、ヤンキーとかツッパリがウヨウヨしてて、皆んな、ギラギラしてた。

何というか、張り詰めた空気がただよっていた。

で、第2次ベビーブームの世代だった1970年生まれと同級生やったんで、クラスも8組まであった。

当然、それだけの生徒数がおるわけやから、もめごとにはこと欠かさない。

ヤンキーだけが問題児というわけでもない。

ホンマに、コイツは何を考えてるか分からへんというヤツもおった。今でいうサイコパスやね。

そんな生徒を相手するんやから、教師も破天荒な人がいれば、独特の雰囲気を醸し出してた人もいた。

とにかく、思春期真っ只中の僕らは、ろくすっぽ大人の意見など聞きゃしない。なので、退屈な授業など、マジメちゃんたちも、時間を持て余してた。

で、ここからが本題に入る。

授業が楽しいと思わせる教師がいた。毎回、何かしら、面白いエピソードやら、興味をひく言葉を使って、自分のペースというか空気に引き込むんよね。

今になって思えば、ツカミがうまいというか、興味を持たせるんがバツグンに秀逸やったということに気づく。

ここだけの話やで…
誰にも言わんといてや…
これを知ってるんはアンタだけやで…

とか、このフレーズを使われただけで、何か知らんけど、自分は特別になったと思わせる魔法の言葉やね

で、これを応用したんが、今でいうキャッチコピーやね。

インパクトがあって、その言葉を聞いただけで、想像できて、面白かったり、ホッコリとさせられたり、ときにはエッチな気持ちにさせてくれる。

今でこそ、ネットが発達し、簡単に情報が入るんやけど、そこで目を引かせるためには、タイトルが重要になってくるんやね。

昭和の時代は、新聞、週刊誌、月刊誌、小説、テレビから情報を得てた。コンプライアンスのコという文字も出てこないから、今では考えられへん演出や表現もあった。

ボクが印象に残ったコマーシャルがいくつもあるんやけど、意味がわかったときには、こんなシュールやったんやと。

持った湯呑みをばったり落としコヒザたたいてニッコリわらう

生理用ナプキンのコマーシャルで、笑福亭鶴瓶が白い全身タイツ姿で、三日月の被りもんをして、笑顔で、パジャマを着た女の人に対して、

「遅れてごめーん」

この一言だけやで。
それで、画角が変わって生理用ナプキンがバーンと写し出される。

ホンマに意味がわかったときは衝撃的やったわ。

これを考えた人の頭をかち割って脳みそを見てみたいという衝動にかられたわ。

あと、ボクの好きなコピーがあるんで、最後に紹介して終わるわ。

「ぼくがすきな まちをすきな きみがすき」

by中島らも

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