【ズボラ自戦記・反省会】通信将棋VS常盤台メイ④
雑振り返り
銀冠穴熊という最強の戦法について
某メイドさんとの四度目の通信将棋を終えました。
銀冠穴熊完成を防ぐ急戦策が多いと思っていたら、今回はスタンダードに組ませて真部流。自分はあまり指し手を変えないタイプなのに、毎回違った作戦。その趣向、その懐の広さに毎回驚いています。
本局は「銀冠穴熊に真部流は通じない」(ちょっとnoteも書きました)という原則が味方して有利に戦いを進めることが出来ました。
ただ、途中の駒組みの巧さに悩まされ、悪手を引き出されてしまうポイントがありました。勉強不足を感じたのでここにざっくり記しておきます。
基本図
基本局面では手が間に合っていないような気がしました。
セオリーなら△22金▲55歩に△52飛が間に合うと読んでいましたが、▲25歩△同歩▲25桂△24角▲55歩が間に合ってしまうので失敗です。
普通は▲55歩も▲25桂も受け潰すことができるものの、タイミングよく両狙いが可能なため、途中でどちらかの受け方に妥協をしなければなりません。
そのため、基本局面図から大長考。△64銀を選びました。
△64銀は強気な一手。
しかし▲65歩から雑に進めてなんとも微妙な形勢。
もしこう進んだら腕力で何とかするつもりでした……
正着、△52飛
正着は△52飛
▲55歩なら△同歩▲同銀△64銀で全部捌いてヨシ!
実際妥協案として△52飛は読んでいました。
が、▲88飛に対して△82飛の千日手しか読めていませんでした。真部流対銀冠穴熊で作戦勝ち出来ないのは作戦家として問題がある、と考えて選べませんでした。
実際は△52飛▲88飛には△22金▲86歩△75歩と突いてヨシ! こんなん知らんわ! 勉強になりました!!!!
常盤台 Ma(y)gic
▲46飛は強烈な受け。△56桂が打ちにくくなったため、遠回りな指し方を強制されました。(▲44歩△同歩▲同銀△43歩▲55銀に△56桂は細いですが攻めが続いた模様。悔しい)
一目見た瞬間、自分には指せない手、と感じます。それが、どうしようもなく羨ましくて。
最後に粘るなら?
▲38角△57龍のタイミングで▲66角が良い手になります。
△39銀▲同玉△37龍のに▲46銀がおしゃれ。
したがって、▲66角△48銀くらいが読みでしたが、もっといい手がありました。
問題
では、▲66角から最善の寄せは何でしょうか?
答えは……
最後に
銀冠穴熊を組ませてくれましたね!
ボコボコにして差し上げますわ~~の気持ちでしたが、普通に勉強になりました……。対局ありがとうございました。
またご指導のほどよろしくお願いします。