![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86960648/rectangle_large_type_2_8302b97ecf7ffa01eee8b88a09e69d4e.png?width=1200)
横歩破壊‼ 横歩取らず▲58玉のススメ【Ⅱ 急戦の対応(△88角成▲同銀△33角)】
こんにちは、ramhomeです。
今回は「横歩取らず▲58玉」講座の第二回。
後手が▲58玉を咎めに来た時の対処について解説していきますね。
「横歩取らず▲58玉」の概要やメリットは第一回を参照してくださいね!
![](https://assets.st-note.com/img/1663255822092-jfUz1kdLii.png?width=1200)
後手の急戦策△88角成▲同銀△33角打
基本図から後手が▲58玉を咎めることを考えると、
△88角成▲同銀△33角打を思いつく人は多いのではないでしょうか?
本来は▲28飛車と引けば受かるところ、▲58玉で飛車の横効きがなくなって受からないように見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663258479214-Iuu1A3dyet.png?width=1200)
攻防手、▲68角打!!
でも、安心してください!
もちろんこれには返し技があり、先手有利となります。
▲21飛成△88角成から、▲68角打が知らなければ打てない一着。
(▲95角でも問題ありません)
![](https://assets.st-note.com/img/1663258807833-yXvHOfk3md.png?width=1200)
△82飛車の場合
後手は飛車を取られるわけにはいきませんので、△82飛車。
以下、▲88金△同龍に対して▲31飛成を敢行。気持ちのいい一着です。
![](https://assets.st-note.com/img/1663259296201-k2MgJOtWcp.png?width=1200)
以下、辛抱の△41金打にも構わず▲33角打。
△同金に▲42銀打△62玉▲41銀不成で大優勢です。
次の▲42龍が受け辛く、受けの手に対しては▲79金打から33の金を取ってしまいましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1663259565064-2VtMV4wcXg.png?width=1200)
△22馬の場合
さて、△82飛車では先手が優勢でしたので、
後手はここで△22馬と最善の粘りをしてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663260633370-jUBKoEgxrf.png?width=1200)
△22馬に対しては▲31龍と飛車を切ってから、△同金に▲86角と落ち着いて飛車を取りましょう。
以下、△99馬▲53角成と進んで先手が有利でしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1663260833660-4ZM6ZxohrH.png?width=1200)
ここで、
△42金や△89馬などには▲54桂打
△89飛打には▲87銀打を覚えておいてください
本筋は
△42銀打▲63馬(△89馬等には▲32銀打が激痛)
△72銀▲52銀打△同金▲72馬△41玉▲71飛打△51歩or香▲81飛成
と優勢へ向かっていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663261625962-3AyBljOxH6.png?width=1200)
いかがでしたか?
最後の方は少し複雑になりましたが、これで後手の急戦も怖くありませんね!!
是非、みなさんも横歩取らず▲58玉を指してその強さを体感してみましょう!
次回からは、本筋に入っていきます。
お楽しみに~!