街で見たものに対して思ったこと。
先日、街を歩いた。
ちょっと歩いたレベルではない。
だいたい10kmほど歩いただろうか。
ただ歩くのは苦痛だが、街並みや周りの看板を見ながら歩くと
割と新しい発見であったり、面白いものを見つけたりして
歩いていても楽しめるものだなと思ったりもする。
そんな中、ジムの看板があった。
スポーツウェアを身に纏い、弾けんばかりの笑顔でダンベルを持っている。
きっとあれは2kgくらいの重さだろう。
いかにも「Enjoy!Fitness!」といった感じだ。
まぁありがちな看板だなと思ったのだが、看板に書いてある文言に目が行った。
「DIET FITNESS GYM」
この時ある事に気づいたのだ。
ダイエットって痩せて健康的なることが目的の1つだと思うのだが、
その言葉にDIEって入っているのだ。
なんだか、ダイエットというのは痩せるため健康のために無理なく、なんなら楽しみながらやるものという認識でいたが、どうやら自分の認識は甘かったようだ。
DIEというワードが入っているというこの事実を知ったと同時に、ダイエットの真の意味に私は触れたのではないかと思った。
そう、ダイエットというのは死ぬ気でやれ。そういう意味に違いない。
そして、ダイエットには終わりがない。死ぬまでがダイエットなのだと。
私は愕然とした。世に蔓延る様々なダイエット方法というのは、死ぬまでそれを続けぬことには成果がないということなのではないか?
この世は諸行無常。
ダイエットにも言えているのではないだろうか?
いや、そうじゃないのだ。
諸行無常とはダイエットのことなのである。
諸行無常=ダイエット
この事実を知った私は何者かに消される可能性もある。
しかし、それでもここに記す。
ダイエットとは辛く長い道のりなのだ。
決して2kgほどのダンベルを持ち、弾けんばかりの笑顔で行えるような代物ではない。
もしくは、あの看板の女性は悟りを拓いているかのどちらかになる。
後者ならば、こんなに羨ましいことはない。
ぜひ、私も悟りを拓きたいと心から思った。