小さな差が積み重なり、莫大な差となる

人間の能力に、実際はそこまで差があるわけではない。

実際の差となるのは、一つ一つの小さな差が、長期的に積み重なったときに、莫大なものとなってしまうということだ。

その面白い事例があるので紹介したい。

地球に氷河期が来る理由をご存知だろうか？

隕石や、火山の大噴火で引き起こされると思われていたが、最新の研究では

“南極の夏の気温が、平均より数度下がる年が、何年も続くこと“

によって引き起こされるということだ。

南極の夏の気温が下がると、夏に溶ける氷や雪が少なくなる。
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冬に堆積する氷や雪がちょっと多くなる
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次の年の夏に堆積する氷や雪は前年より多くなる。
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更に夏の氷や雪が溶けにくくなる
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少しずつ夏の気温が下がる
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南極の氷の面積が少しずつ大きくなっていく。

これが繰り返され、複利的に増大して言った結果、地球が氷河で覆われるほどの氷河期になってしまうという研究である。

これと同じ現象が、日常でも当てはまる。

小さな差であっても、それが複利的に重なり続けると、とんでもない差となって現れてくる。

初期の能力は同じでも、それが長期的に複利的に積み重なると、天文学的な差となってしまうのである。

だからこそ、細かいことを疎かにしない様にしよう。

小さいことでも、何重にも重なって、莫大なものとなる。