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デンマークで平等と公平の違いを考えさせられた。
デンマークに行っていろいろ考えたんだけど、その中の1つが平等(Equality)と公平(Equity)の違いでした。
「平等と公平の違いを考えたことありますか?」
って聞かれたんです。僕は考えたことがなかった。違いがわからなかった。だって、その2つの言葉を使い分けたことがなかったから。わからないと答えると、
「複数人でピザを食べるとき、どうわけますか?」
そう質問されたんです。ピザカッターで8等分にする以外の方法が思いつかなかった。
でも、こんな風に言われたんです。
「キレイに8等分しなくても、ランダムに切ってもいいですよね。たくさん食べたい人もいれば、少しでいい人もいるかもしれない。端っこが好きな人がいるかもしれないし、端っこが嫌いな人がいるかもしれない。トッピングに嫌いなものがあれば、その部分を避けたい人がいるかもしれない。」
なるほどなと思った。僕ははたくさん食べたいから、無意識でその価値観を前提とした平等を考えていた。でも、人それぞれ価値観は違う。
「平等」は完全に均等に配分すること。「公平」は各自の違いに配慮した分け方をすること。
ピザを食べている2人が、大人と子供だとする。もし、食べ盛りの子供なら、子供にたくさんあげてもいい。公平を意識することは相手への配慮だと思った。
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りんごを取るために同じ台を渡すのが平等(Equality)。身長に応じた台を渡すのが公平(Equity)。デンマークの学校にはこんなイラストがよく貼っていて、公平の大切さを考えさせられる。学校の中にはいろんな国籍のいろんなバックボーンの生徒がいて、前提の違いも考えさせられる。
日本人は一般化するのが好き。マジョリティの価値観を正とする傾向があるから、結果的に「平等」がよいと考えている印象がある。デンマークは公平を大切にしている。ググったら、いろいろ具体的がでてくるので、ぜひ調べてみてください。
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