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終盤のハリソンのセリフで続き見るのを決めた /Netflix『地面師たち』(第一話)感想

『地面師たち』、ええやんええやん!話題なだけあって普通におもろいや。

こんにちわ、ラマ王です。

さきほど、Netflixにて『地面師たち』をようやく視聴しました!(まだ一話だけですが)

オープニングで早々、舞い上がった気持ちがそのまま出てしまいましたが、
正直言うと、中盤までは少し期待外れかな?と心配していたんです。

というのも、なんか派手さが足りないというか、いまいち盛り上がりに欠けるなって思ったんです。
扱っているテーマが「不動産詐欺」ですし、そんな初っ端からアクションぶっぱなすような作品じゃないのは分かってたんですが、どうしても机を挟んでの本人確認のシーンとか、あ、これはYouTubeにも一部上がってましたね。はいどーぞ ↓

このシーンなんかも確かに緊迫感は十分に演出されていて、固唾をごっくんごっくん飲むシーンなんですが、なんてったって動きが少ないでしょ。
机挟んで地面師たちが騙そうとしている不動産会社とやりとりするんですが、交渉なだけあって、基本は言葉のやりとりが続くだけです。

結局一話は派手なアクションシーンはなかったのですが、話の後半、"次の獲物"についてハリソンたちが話すシーンで、僕の評価は一変します。

ハリソンの具体的なセリフについては特段引用しませんが、そのセリフがぞくぞくするほどカッコよかったんです。
この場面での一連のセリフ、そしてメンバーたちがその物件を遠い工事現場から見下ろしながら話す次のシーンから二話を見ることは確定しました。

そして、何を俺はアクションに囚われていたんだ、と思いました。
この作品の魅力はそこじゃない、やっぱり魅力は"地面師たちの活躍ざま"です。(たぶん)

あーもういいや引用しちゃおう

小さな山よりは大きな山。容易い山よりは困難な山。
誰もが怖気づいて二の足を踏むような難攻不落な山を落としてこそ、どんな快楽もよばない、セックスよりもドラッグよりも気持ちのいいエクスタシーとスリルが味わえる
皆さんもそれを求めてこの仕事をしているんじゃないんですか

Netflix『地面師たち』(第一話 / ハリソン山中から仲間たちへ話すシーン)

このセリフですよ!!!
ここで僕はこのドラマを見続けようと思えましたし、不覚にも「地面師」という職業をカッコいいかもと思ってしまったんです。

この前のシーンで、地面師たちを追う刑事(リリーフランキー)が、「なんで大企業がなりすましなんかに騙されるんですかね」みたいな若手刑事の質問に、「あいつらそれが楽しいんじゃね」みたいな返答をしていました。

そのシーンも相まって、そうか、これが彼らの動機なのか、と思いました。
セックスよりもドラッグよりも、気持ちのいいエクスタシー(感情が高まってわれを忘れてうっとりとした状態になること)と快感、それを得られるのがこの"地面師"という詐欺行為なのかもしれない、と。

言うなれば、RPGゲームで、手ごわい強力なモンスターと対峙する自分たちのパーティが軽装であればあるほど、武器が弱ければ弱いほど、モンスターをなんとか倒した時のその達成感が大きいのと近いのかもしれません(すいません、その経験はないんですけど)

まあとにかくこれはあくまでハリソンの推測であり、全員がそんな動機で「地面師」をやっているかは分からないのですが、とりあえずハリソンが地面師をやっている目的のひとつに"エクスタシーやスリル"を味わうことがあるのは確実でしょう。僕はその動機に惚れたので、引き続きこの作品を観ようと思いました。

ではまた二話以降も感想上げると思うので、よければご覧ください!
それでは。


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ラマ王
常時お金には困っている貧乏大学生です。図書館にない本、映画鑑賞や旅行の費用とさせていただきます。そこで得た知識や経験を基にこのページを発展させていきたいと思っています。

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