ズートピア
【作品内名言】
「他人と違うのは悪いことじゃない。それは、あなたが勇敢だってこと」
byジュディ
「恐怖、裏切り、血への渇望。数千年前これらが世界を支配する力だった」byジュディ
「全員と上手く付き合うことはできない」byニック
「なにがやりたいかではない。何をできるかだ!」byボゴ所長
「世界はいつも壊れている。だからこそ優秀な警察官が必要なんだ」
byボゴ所長
「我々は進化しているかもしれないけれど、心の奥底ではまだ(普通)の動物なんだ」byミスター・ビッグ
【感想】
動物達が人間と同じように二足歩行で歩き、洋服を着て歩く世界です。肉食動物も草食動物も同じ場所で共に生きる。正に理想郷。ですが、そこにはやはり歪が生じてしまいます。
「進化」し「言葉」を会得した彼等は「理性」を持ち、「共存」していますが、ある事件をきっかけとして「疑念」が「不安」となり暴走。
ウサギ初の警察官、ジュディ・ホップス巡査が孤軍奮闘します。不安の暴走はジュディのある発言が発端ですが、彼女はそれが間違いだと気づき、大変な事をしてしまったと警察官を辞めて田舎へ帰ってしまいます。
しかし、其処で事件解決の糸口を見つけます。ジュディは友人ニックに謝罪し、共に事件解決を目指す物語です。
いつも怒っているボゴ所長ですが、それは上官として規律を乱さない様に。又、部下の命を守る為でもあります。
最初こそジュディの事を疎ましそうにしていましたが、要所要所で「上司」としての優しさが見え隠れします。
ジュディが警察官を辞める時も無理に引き止めるような事はせず、彼女を尊重して見送ります。
しかし、事件解決後は当たり前の様にジュディを受け入れ、冒頭では嫌味だった新人紹介を今度はジョークで行ってくれました。
様々な人々の「立場」から描かれる描写はどれも共感できるもので、多様性と言う言葉は簡単なようでとても難しい。全ての人と仲良くは出来ない。それをどう受け止めるかは、自分次第なのでしょう。
おススメ度:★★★★☆
キュート度:★★★★★
シリアス度:★★★☆☆
ワクワク度:★★★★☆
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