人生を変えるパラレルワールドの作り方
心理フラワーカウンセラーでWebライターをやっています。
パラレルワールドという言葉を耳にすることが増えました。現実から分岐して、いくつもの別の世界が並行しているパラレルワールドという世界は、理論物理学でも否定はできないと言われています。
想定外のことが次々と起こっていて、将来の見通しも立ちにくく予測が困難な今という世界。専門家の意見も参考にできなくなるとスピリチャルや予言、占いなどが注目されてきます。「2020年から世界が変わる」と数年前から囁かれていましたが、少しづつ何かが変化していると感じている方も多いのではないでしょうか。
ここに「本を読むという選択」と「読まないという選択」があります。
講演家の鴨頭嘉人さんは、興味のある分野の本を30冊も読むのだそうです。その中で『1冊でも自分の人生を変える本に出会えれば、元が取れるどころか取れ高は半端ない』という考え方。これはと思うところにはマーカを引いてその中で、もっと深掘りしたいところには付箋を貼ってあるのだそう。
自分を変えたいという気持ちが強くなると「世界が変わる」「人生を変える」という言葉に敏感に反応するようになります。
私は『人生を変える断捨離』という本を読んで、断捨離を始めることにしたのですが、断捨離早々、おかしな手紙が出てきました。「過去の自分にあてた手紙」と「未来の自分にあてた手紙」です。
5年前の日付で、しっかりと封もしてあります。
偶然見つけた手紙ですが、少しややこしいことになってしまいました。10年後の私が、そこから2年前の自分に向けて、5年前に書かれた手紙。
【幸せになるしかないエッセイ】では、タイトルと裏テーマーを用意しています。タイトルと裏テーマ両方から、お聞きいただくとより心に入っていきます。
では、幸せになるしかないエッセイ。
■今日のタイトルは、、、「本の道筋」
■裏テーマは、、、「人生を変えるパラレルワールドの作り方」
解決しない問題を解決しようと思ったとき、誰かが書いた本を読むことがある。
「本を読む」という偶然の出来事が、未来の道順に必要な必然だったと、後で分かる瞬間があることを知っているからだ。現在ではなく未来という視点に目を向けると、未来から今につながっている道筋を浮き上がらせてくれるような感覚だ。
たとえば「世界中の人が幸福になる」と自分が望むなら、未来の自分は現在の自分にどう行動させようとするのか、と未来から逆算していく。
すると面白い手品か何かのように、現在の問題は問題でなくなっていて、未来への道順と今できるいくつかの選択肢が現れてくる。その選択肢の一つにひょっこりと顔を出してくるのが、本を読むという道なのだ。
葉桜へと移りゆく季節、「人生を変える断捨離」という本を読んでみようと思った。桜の木が変化していくように、今なら少しずつ人生が変わりそうな気がしたからだ。
人の心の中には捨てられないものがたくさんあり、不要なものと一緒に気持ちも整理されていくのが断捨離なのだという。
「健康でストレスのない自分」「目標を達成している自分」「家族や恋人とハッピーでいる自分」が望んでいる未来なら、そうなるためにはいらないものを手放して断捨離する必要がある。
他人の評価ばかりを気にする自分、いい人だと思われたい自分、傷つきたくない自分。不要なものばかりをいっぱい詰め込んで、自分で自分に重石を乗せていただけだったのかもしれない。
重石を一つずつ下ろそうと断捨離を進めていくと、しまいっぱなしになっていた本、年賀状、二通の手紙が目にとまった。
一通の手紙には「5年前の過去の私へ」、もう一通の手紙には、「10年後の未来の私へ」と見覚えのある自分の筆跡で、5年前の日付で封がされていた。
私は開封したいけれど、少し怖いとも思った。
手紙を読んだ後に、自分への重石がもう一つ足されそうな気がしたからだ。
そうではあるが「断捨離」の本には、人生には捨てられないものはないと書かれていたので、重石は捨てればいいだけなのだと思い直した。
「5年前の私へ」
大切なことを手紙にします。
私は今、あたたかい友人や家族に囲まれて暮らしています。
周りに気を遣いすぎて、大きなストレスを感じることが多いと思います。信念を持って誠実であればあなたの良さが伝わるので大丈夫です。
時にははっきりと意見を述べることも大切です。あなたを応援してくれる人は周りにはたくさんいます。私より。
「5年前の私」から、過去の自分を励ますために書かれたものだった。
「10 年後の私へ」
あなたが本当に頑張ってくれたので、とても幸せです。
今は避暑地で静かに暮らしていますが、2年後のあるべき姿を考えて行動してくれてありがとう。元気でいてくれてありがとう。よく考えすぐに行動に移してくれてありがとう。愛すべき私へ、......歳の私より
「5年前の私」から、未来の自分にお礼を伝えるために書かれたものだった。
少し言い足させてもらうと、10年後の私から見て、2年前の私へのメッセージを5年前に書いていたようなのだ。
解決しない問題を解決しようと思ったとき、誰かが書いた本を読むことがある。
筆者の思考に触れたときに、未来の自分に向かってスピードアップしたり
現在の道筋を少しづつ変化させることがあるからだ。
パラレルワールドは並行して存在する別の世界と言われている。
道筋が変化し続けることで、新しいパラレルワールドが作られていることに
気づけるかもしれない。
※本で寄付するチャリボンさんは、全国から本をあつめる寄付をしています。
本の断捨離ができてよかったです。ありがとうチャリボンさん。Let's Dansyari.