【部下育成】報連相ができない後輩に悩む人を応援📣この2つを決めるとうまく行く。
わたしの学生時代の友人も、
仕事で知り合った多くの同世代の方も、
『管理職』です。
もっともよく聞く言葉のひとつがコレ。
報連相が全然ないのよ〜💦
何度言っても、途中経過の連絡や報告がない。
大変な事態になる前の相談がない。
困っている上司の方、指導役の方がとても多いように感じます。
コロナでコミュニケーションが減ったからねー
社会環境も変化してきていて解り合えないところがあるよねー
小さい頃からケータイがある子は、やっぱりコミュニケーションが違うんだよねー
というような言葉も聞きます。
本当にそれが原因でしょうか?
人事コンサルを長くやっているある人の言葉で印象的だったものがあります。報連相について、彼はこう言っていました。
報連相には2つのポイントがある。
1つは
上司と部下(指導社員と新人なども含む)で『報連相』の定義を共有すること。
もう1つは
『いつ』『何を』報連相するかを、合意しておくこと。
この2つがうまく出来ていないために
「報連相してこないヤツがいる」💢
「ちゃんと報告しましたよ!」
という齟齬が起きるというのです。
確かにその通りだと思いました。
1つ目:報連相の定義
報告ってなに?
連絡ってなに?
相談ってなに?
という「定義」の共有です。
会社や部署、仕事の内容によって、
何を指すのか、具体的なところは変わってくるかもしれませんね。
2つ目:「いつ」「何を」報連相すればいいのかという合意
報告について考えてみましょう。
1日の最後に、きょうやった業務内容を、上長に伝える。
これを報告とするケースもあれば、
そんなものはいらない!
きょうの課題だけ報告しろ。
という会社もあるかもしれません。
連絡も、都度、お客様と接触したら
すぐに時間をおかずにその結果を短いメールで上長に伝えることを求めるケースもあれば、
細かいことはいちいち報告しなくて良い、という会社もあるでしょう。
相談についても何を相談するのか。
自分のキャリアの悩み?経済的な相談?
それとも業務上の進捗を妨げる事案についてだけ助けを求めればいいのか。
それはいつ、どのくらいの頻度ですればいいのか。
『報連相』と一口に言っても、その内容の理解は十人十色です。
自分の部下や関わる後輩に、何をどのタイミングで伝えてもらうことを自分は理想と思っているのか。
それを相手に伝えることなく、「報連相」がない!
と言っていてもうまくいかなくて当然なのかもしれません。
業務上の困ったこと、きょうの進捗は毎日17時にメールで報告して。
そのほかの不明なことや、気になることは1週間に1回30分は時間を取るから、そこで話してくれると助かるな。
急なことがあったら、何時でもいいからslackのDMにメッセージを入れて。
困ったときは、躊躇せずに、電話を鳴らしてくれていいよ。
と言っておくと、相手も動きやすくなる気がしませんか。
担当する部下が成長してくれることは、
シンプルに自分の喜び。
そして自分の仕事を助けてくれる仲間が一人できること。
部署の業績、会社のプラスになること。
自分の評価も上がりこそすれ下がることはないでしょう。
逆にうまくいかないと、部下や新人が苦しんで業務にパワーを発揮できなくなったり、最悪の場合は、心を閉ざしてしまうかもしれません。
関係ないよ、と割り切れますか?
マイナスをプラスに戻すためのエネルギーは膨大であり、
それを注いでいる間には喜びや達成感がなく、
疲弊しか生みません。
一方で、ゼロをプラスにしていくときのエネルギーはポジティブです。
多少、壁にぶつかろうとも、少々の苦難があろうとも、
あまり疲れを感じなかったりします。
自戒を込めて、
『報連相の定義』をはっきりさせること。
『いつ、何を、報連相するのか』を相手との間で合意すること。
実践していこうと思います。