「食べない」「不登校」という年賀状。
さて、正月三が日、終わりましたーーーー。
今日から、普通の日です。
我が家は、明日から子どもたちは、保育園と児童クラブ。
で、私は仕事。
といっても、また1日行って、三連休なわけですが…(汗)
昨日、3日で年賀状の第2弾が届きました。
2日は郵便がないので、3日にもう一回届きますよね。
私は、昨年から年賀状ご無礼させていただいていますが、送ってくださる方がいるので、ありがたい限りです。
その中に、小4と小1の子をもつ、高校の同級生の年賀状。
「不登校で、ご飯も食べてくれるものがない」と書かれていました。それを見て朝から「ひーーーーーーーっ」となりました。
ワーママたちの不登校の子育て
保健師として、つらい状況すぎて心が痛い痛い。
同級生は、仕事もしているので、本当に2人の子育ての対応がめちゃめちゃ大変だと思って、すぐにラインしました。
不登校に偏食、小1の下の子も朝が体調が悪く遅刻が多いと。
で、それに合わせている友人は仕事も毎日遅刻。
という状況だと。
かなり、きつい…。
まだ、下の子1年生だし。
先が長すぎる…。
毎日遅刻しても、何とかいさせてくれる職場だから、まだよいし。
クビになるところもあるだろう…。
原因を追求したくなる保健師の衝動
そもそも、どうしてそんなことになってしまったのか…。
原因を追求しても意味はないと、支援者の中には言う人がいますが、私はやっぱり原因を追求しないと、また同じことが起こるし、同じような人がたくさん生まれると思うので、追求したくなる。
友人の話を詳しく聞かないとわからないのですが、友人の性格を私が知っているので言えることは、そんな極端な子育てはしていないということ。
比較的、おおらかな方だと思うし。
過干渉と甘えのアンバランス
唯一、気になる点があるとしたら、幼少期に過干渉だったか??
食べないというのも、その1つかもしれませんが、食べられないと言われると母親は心配なので、彼が食べられるものを出す。
そうすると、バリエーションが限られてきて、飽きたとか言われる。→母親は困る。→どうしても、食べられるように何か探して作る→それが愛情だと勘違いする。
子どもとしては、そこでしか甘えられる行動ができない状態を生み出している可能性がある。
お母さんが言うことを聞いてくれるところは、その部分だけの可能性が高いので、その行動で承認された感じになる。
身体症状が出る子も、基本的には同じではないか。
体調悪くなると、かまってもらえる。
だから、体調悪くなる。
ということからすると、まずは他の部分で受け入れられるところは全部受け止めてあげるということが必要なのではないかと考えている。
ワーママの場合、子どもたちも空気を読めたり、子どもさんの知的能力も高い場合が多い。
そうなると、意外と幼少期に言うことをよく聞く子だったり、我慢できる子だったりする。
そうなると、ストレスが溜まる。
学校生活で、我慢するのに疲れる。
好きなようにやる自信もなく、それでいいと自分で思えないので、無理〜となる。
のではと、想像したりする。
食べるもので人間はできている
あと、もうひとつの原因として食事の影響もあるのではないかと思う。
やっぱり、体調が悪くなるのは、事実なわけで、どうして朝体調が悪くなるのかを考える必要がある。
日本人は、炭水化物過多、糖質過多である人が多い。
わが家も昨日、外食したが、ミックスフライ定食を頼んだが、野菜が千切りキャベツとお味噌汁の中の僅かなほうれん草とわかめしかなかった(泣)
この生活が、常時続いているわけではないと思うが、家の食事も近いという家庭はあるのではないか。
そうすると、ビタミン類が圧倒的に不足する。
となると身体のだるさを生む。
さらに、糖質過多による血糖値の乱高下で眠気を生む。
食べない我が子に、好きなものしか食べさせないという影響がさらなる悪循環を生むという可能性。
わが家の方針は、「食べられなければ、今日食べるものはありませんよ〜」です。
人間、水分さえ取っていれば、1日食べなくても死なないので、欠食でもしかたないと思っている。
しかし、お腹はすくので、そのうちどこかでは食べるだろうと私は思っています。
その間に、好きなおやつとか食べたら台無しですので、気を付けていただきたいですが(汗)
あと、本当に発達に凸凹が大きく病的に偏食がある人は別ですが。
大人の保健指導をやっていても、毎日1食ですという大人がいます。
まぁ、子どもと大人は違うんで、単純に比較しちゃいかんのですが…。
でも、1日抜くくらいは死なない。
なので一度、食事というものを見直すことで、心身の影響も見直せるかを確かめてほしいなと思います。
しかし母親の心の余裕が一番大事!
まぁ色々な原因があるのでは?と思うところですが、一番気になるところは、母親が子育てを楽しめる余裕があるのか??
というところが、一番気になるところであります。
とにかく、子どもと接するときに、「もー、またぁー」「早くしてよー」「なんで、こうなっちゃうの!」なんて、日々言っていないか。
言ってなくても、眉間にシワが寄っていないか。
家庭の居場所が安定しているから、外の世界(学校や会社)に飛び出せるわけです。
まずは、そこが安定していないと、外に行く元気も勇気もでない。
不登校の調査によると、不登校の原因の1位は「人間関係」
2位は「無気力」です。
5位までくると「家庭環境」などの家庭の要因が入ってきます。
私が不登校のお子さんに対して思うのは、今始まったことではないということです。
過去の何かの歪が、年々積もってきて、形として現れたのが不登校という現象であるように感じます。
なので、一筋縄にここを解決したから、はい!行くようになりましたー!ということにはならないのですが、やはり何か親子関係に歪がある場合が多い。
仕事柄、たくさんのご家庭のお話を聞かせていただきましたが、家庭内のアンバランスを感じることが多いです。
それは、母と子だけではなく、夫婦関係からくる親子の問題だったり。
どんなことであれ、母親の心の状態がよくないと子どもに影響を与える。
そんな環境の子どもたちを、たくさん見てきました。
保育園で不登園、学校で不登校として表現される前に、ママの心を見直しましょ。
何か、親子関係に気になるママ、違和感のあるママは、気付いたときに改善していきましょう。
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そんな事例をたくさん見てきましたので、気付いたときがチャンスです。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。
何かのお役に立てれば幸いです。
子育てしているママやパパが、楽しいと思える日々が増えますように。