![熊本パンタグラフ03](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/3444595/rectangle_large_1335065ba019b1d8a71c122fa7ff4084.jpg?width=1200)
【熊本パンタグラフ】6
市房ダム
人吉から先、湯前も越えて水上村へ。大きなダムの中に、足場が見える。
なんと、ダム湖の中に立てるのだ。そして、噴水が噴き上がる。
ダムは、どこまでも人工的だ。そのくせ、自然の中にある。このアンバランスさが、どうにも魅力的なのだ。
滑稽だけど
こんな大きな水たまりから
こんな高い噴水が上がる
いつまでだって見ていたい
背徳感
どこまでも背徳感
ごめんね山々
いつまでも楽しんでしまうんだ
川尻
熊本の中心街からもそれほどかからない。昔の雰囲気の残る街、そして船着き場跡。
川には在来線と新幹線の橋が架かっている。水鳥が泳いでいる。帰り道、まんじゅうを買う。のんびりと、楽しめる街なのである。
酒蔵のある街には憩いがある
時間も空間も水もある
酒粕や漬物を買いたい
そういうものを知りたい
五木
山道を奥へ奥へと進んでいく。このままどこまでも山が続くかと思っていたところに、突然綺麗で大きな橋が。
ダム建設予定により多くのものが造られ、多くの人が移り、周りの山々はまだそのまま。山ならではのおいしいものがたくさんある。「迷い込んだ」感をじっくりと味わうことができる土地である。
初めてこの土地を訪れた人は
何を見つけたのだろう
何を残そうとしたのだろう
山のめぐみ川のめぐみ
実感するのにどれだけかかっただろうか
失うかもしれないものが
まだ残っている
私も実感してみたいのだ
つづく
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![清水らくは](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/1074584/profile_134228a8587ccf560692487b45baf143.jpg?width=600&crop=1:1,smart)