憧れのストロベリーフィールズフォーエバー
ビートルズの楽曲に『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』という作品がある。
・・・が、今回はビートルズのはなしは出てきません♪
(もちろん、フェミニンなファッションブランドのはなしも出てきません)
迷い込んでしまったビートルズファンのアナタ。
まぁ、騙されたと思ってこれからわたくしが誘う〝ストロベリー・フィールズ〟のはなしを聴いていただきたい。
昨年10月のこと。
わたしは林家つる子女史の落語会に足を運んだ。今回は初めての“女子会”だという。つまり、お客を女性限定にした会ということだ。
「つる子ちゃんと女子会!行きたいっ♪///」
場所は四ツ谷のカフェ、homeri。
なんとかかんとかムリクリ都合をつけて伺ってみた。
雑居ビルの2階にある小さな小さな女子受けバツグンのカフェはなんとも可愛らしい。
しかし、カフェの可愛らしさよりもわたしの胸を掴んだのは、マスターの“ロン毛パーマ”というあざとさ!!!←
無類のロン毛好きなわたしには、生成りのシャツにベージュのパンツをさらりと身に纏った爽やかマスターが挑発している(長髪だけに♪←上手い)ようにしか思えない。
次はマスターに会いに出かけようと心に決めた。
「“女子会”嬉しいですね!!!」
と満面の笑みではしゃぐつる子ちゃんの可愛らしいこと♪✨
間近で拝見するつる子ちゃんはやっぱりかわいい♪
真っ白でつるつるのお顔にキラキラの笑顔✨(顔ちっさ!)
胸がきゅーーんっとなる♪
「わたし、“女子会”をやる日がきたら、この演目を演りたいと思ってたんですよ!」と、嬉々としてつる子ちゃんが高座に掛けたのが、、、
なんと!
【ストロベリーフィールズフォーエバー】!!!
まさか、この演目を生で拝聴できる日がくるなんて!!!
皆さん覚えてらっしゃるだろうか?
“第一回心灯会”に新作落語を投稿してくださったプロがいたことを。
彼の名前は、銀杏亭魚折。
彼は実力・人気を兼ね備えており、プロの噺家以上のそれなのだが、噺家ではない。コント師、パフォーマー、芸人・・・and more. 彼の肩書きはいくつもあるようだ。
こんなにも賞を総なめにして、本家の噺家さん以上に活躍されているのは彼くらいではないだろうか。
なんと、会社員をしながら芸を磨いているのだ。
彼の華々しい経歴は、是非とも彼のプロフィールページをご覧いただきたい。
そんな彼が、林家つる子女史に提供した落語演目が【ストロベリーフィールズフォーエバー】という新作落語なのである。
この演目がシブラクの高座に掛けられて、大賞決定戦にまでいった2017年の頃には、わたしはまだ、林家つる子女史や銀杏亭魚折氏のことは存じ上げておらず、後から知ったときには、なんて貴重な高座をのがしてしまったのだろうと臍を噬む思いでした。←そんなに?w
【ストロベリーフィールズフォーエバー】は、メイド喫茶を舞台に男女の別れ話が繰り広げられるという噺。もう、その設定だけでなんだかシュールでこみ上げてくるものがある。このぶっ飛んだ設定でつる子ちゃんがメイド役をやるもんだから、おかしくって可愛くって仕方ない♪笑
YouTubeには、銀杏亭魚折氏ご本人が落語を演っている音源もあります。
そして、そんな彼の別名義「どくさいスイッチ企画」でのライブが、シュールな知性を感じられれてめちゃおもしろかった!吟遊先生がおっしゃる〝着物を脱いだ落語〟はきっとこんな感じなのかもしれない。
R-1グランプリの準々決勝への進出や単独ライブの開催など、知らぬ間にバリバリ活動をされていてその行動力に圧倒されます。はやく彼の生舞台を拝見したいものです。
最後に・・・
つる子ちゃんがレコーディングしている『ストロベリーフィールズフォーエバー』を発見!!!ジワる。笑
そして、なぜか時同じくして、大好きな稲田一馬氏がこれまた『ストロベリーフィールズフォーエバー』を配信していたという奇跡♪
・・・え、なに?
去年は【死神】だったけれど、今年は『ストロベリーフィールズフォーエバー』よろしく、ビートルズ的なものが流行るという予兆なの?笑