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シュレディンガーの猫の災難


『シュレディンガーの猫』だなんて、まさか量子力学のはなしでもすると思いました?

このゴリゴリ文系脳のわたしが。笑

もうね、おつむ弱いから『1+1=2』さえ、わたしにはむつかしいんですよね。



しかも

「『1+1=2』ぢゃなくてもいいよね?必ずしも、答えは2にならないよね!?2以外の答えが出ても間違いぢゃないよね!」

とか思っちゃうんで、数学とか向かないんですよね。

(・・・って思考がある意味、シュレディンガー理論向きだったりもするのだけど。笑)



『1+1=2』ぢゃなくても良いと思っているし

太陽を紫のクレヨンで絵描いても良いと思っているし

読書感想文の感想がみんな同じぢゃなくて良いと思っている

これらが、もし小さい子供が出した答えや成果物だったときに、それを根こそぎ訂正させるような大人というのは、ホントに“可能性の芽”を根絶やしにする存在だよなぁ、と思う。

もうとっくに軍国主義国家から卒業したのだから、神経質なまでに『右に倣え』の画一的指導は必要ないよ?と思う。

子供たちの未来への可能性にワクドキできないようなつまらないオトナにはなりたくない。

つまらないオトナが多いから、未だ多くの子供たちが“勉学への楽しみ”や“未来を生きてゆくことへの楽しみ”を見いだせていないのだろうな。

暁に背を向けてバルコニーに立てないような、雨ニモマケテ、風ニモマケちゃうような“悲しきASIAN TEACHER & PARENTS”が多いのだろう。

な?

・・・Yes Sir!




古典落語に【猫の災難】という演目があります。


【猫の災難】《あらすじ》
隣のおかみさんが鯛の頭と尻尾を捨てるところだという。聞けば愛猫の病気見舞いに貰った鯛を猫に食べさせた残りとのこと。「そりゃあ勿体ねぇったら、ありゃしねぇ!」と“頭と尻尾だけの鯛”を譲り受けた熊さん。鯛の身の無い部分にだけ手拭いを被せて、頭と尻尾を手拭いの端から覗かせる。すると、あら不思議。あたかもそこに立派な鯛が在るかのようにみえる。そこへ幸か不幸か兄貴分登場。「肴あるんなら酒買ってくらぁ」と出かけます。「鯛は頭と尻尾しかない!」とは今更言い出せなくなってしまった熊さん。兄貴が酒を買って戻ってきたところで「魚を捌いていたら、隣の猫が切った身をくわえていっちまった」となんとかごまかします。「しょーがねぇなぁ」と、兄貴は買ってきた酒瓶を置いて、今度は魚を買いに出かけます。目前の酒に我慢のならなかった熊さんは「ほんのちょっとならば・・・」と酒をあけてこぼしてしまいます。帰ってきた兄貴にはそれも“隣の猫のせいだ”と嘘をつきます。熊さんの失態はなんでもかんでも隣の猫のせい。それを聞いていた隣のおかみさんがやってきて・・・


とりあえず、病気の猫ちゃんがワルモノ扱いされちゃって気の毒なんです(ホントに気の毒なのは欲深い熊さんなんでしょうが。笑)

噺としては、よくできていてとてもおもしろいです☆



一方、シュレディンガーの猫というのは、エルヴィン・シュレーディンガーという物理学者が唱えた理論のこと。

1.箱の中に猫を入れます。
2.毒ガスを発生させます。
3.一定時間を経る。

このとき「生きている猫」と「死んでいる猫」が同時に存在するなんてあり得ないよね?だろ?・・・って、かなーりざっくりと言えばこういう実験。

ざっくり過ぎて、正しく語れていないのだけど、なーーんとなくこんな感じの雰囲気です。←

「ああっ!猫がかわいそーずらーっ!ヒドいずらーー!残酷だにゃーーっ!」

と思われた愛猫家のみなさん。ご安心ください。

机上の空論というか、青写真というか、理論的にこうなるよというだけの思考理論なので、猫ちゃん、残酷なことにはなっておりません♪

そもそも、この理論は、コペンハーゲン解釈という考え方に対するパラドックス理論だったようです。



ここでお気づきでしょうか。

『シュレディンガーの猫』しかり【猫の災難】しかり、猫はその場に登場していないので災難に遭遇していないのですよ。

本当に災難なのは・・・

“悲しきASIAN TEACHER & PARENTS”に頭ごなしに否定されてしまう若い芽たちで、もっともっと災難なのは“悲しきASIAN TEACHER & PARENTS”自身かもしれない、ね?



なーーんてな。






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