モテる男の条件・売れる落語家の条件
「『モテる男の条件』って、なんだと思う?」
と、男女問わずに漠然と質問をすると、多くの人は「包容力かな」と答える。
周りの知人友人に何気なく聞いただけのことなので、このデータの信憑性は恐ろしく低い。
しかしながら、
「女の子って、男に『包容力』を求めてるんでしょ?」
「やっぱり、男性に求めるのは『包容力』よね!」
と男女共に「男には包容力があるべきだ」と思っている人間が多いということはわかる。
この「包容力」って、抽象的で便利で広義で、なんて不確かな概念なんだっ!
「じゃあ、あなたの思う『包容力』って何?」と再度訊ねると、
『包容力=経済力』という人もいたし、
『包容力=優しさ』という人もいたし、
『包容力=大人の余裕』という人もいた。
『包容力』って、ホント何!?笑 便利すぎるが故に不便な言葉。
なお、恋愛バイブルの先駆者『anan』様曰く『包容力』とはこちら↓
こんなに揃っている人間・・・いないYO.
例えば、わたしが「結婚相手に最も求めるものは何?」と投げかけているのならば、「包容力」という回答でも形になっていると思う。
つまんないアンサーだなぁとは思うけど。笑
こーゆうときこそユーモアが欲しいよなと思う。
(まぁ、わたしの周りの人間は「結婚を意識せざるを得ない年代」だという根本的にどーしようもない状況もあるんですけどね。)
しかし世の中、包容してあげたかったり、包容してもらいたい人が多いのですね。
『包容力』を重んじている人間は、気づかぬうちに“共依存トラップ”に嵌ってしまう危険性が高いと思われるのでご注意を♪
呪文みたいに「包容力、包容力」と唱えているヤツは、無心に還って『続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い』とかを読んで心を洗い流せば良いと思う。
シンプルな絵本だけど子供にはピンとこない内容で、むしろ、ある程度の経験を積んでいる大人にしか響かないような作品である。
自立とは何か、愛情とは何か、包容力とは何か、をきっと気づかせてくれると思う。
そういえば、『モテる男の条件』を周囲に問うたときに、ひとつだけ共感できる答えがあった。
それは・・・
『余裕があること』
この答えをくれたのは、同業の年上の男性だった。
彼曰く、「金に余裕があるとか、心に余裕があるとかではなく、“時間”に余裕があることね」とのこと。
「好きな女の子にさ『今すぐ会いにきて』って言われて、『今日残業だし、時間無いから行けない』とか、ダサいじゃん。」
確かに♪
「最悪、金に余裕が無くてもなんとかなるの。『もう、しょうがないんだから』と女の子に言わせて、愛されている“ヒモ”みたいな男だってたくさんいるんだから。金よりも時間の融通できないって一番致命的なワケ。要するに、“自分が自由に調整できる時間”が多ければ多いほどいいの。」
なるほどね。非常に納得。
これって恋愛だけでなく、例えば、可愛がってもらっている先輩に「今、恵比寿で飲んでるからお前も来いよ」と呼び出されたときに、すぐに行けるかどうかということにも通ずると思う。
この時、確かに金の心配は必要ない。
可愛い後輩のために先輩が持ってくれるから。
自分が「行くか、行かないか」だけだ。
きっと、この何気ない判断・選択が、数年後の何かに大きく差をつけることになる。だから、ここで「行かない」ならまだしも、「行けない」という事態が生じてしまうことが一番の問題なのだ。時間的制約が足かせになる。
だからこそ、フリーランスや経営者のように、時間を手中に収めることができる人間に憧れる人が多いのだ。
そもそもわたしが「『モテる男の条件』って、なんだと思う?」だなんて周囲に問いかけるようになったきっかけは、わたし自身の中で『モテる男の5大要素』が固まったなと感じたからだ。
なお、わたしが思う『モテる男の5大要素』には、『包容力』も『余裕があること』も入っていませんが以下の通り。
1.知性
2.品性
3.色気
4.洒落
5.度胸
こういうのって、誰がどんな目的でどの角度からものを見るかによって、100人いれば100通り以上の答えが出てくるから、本当はこんな風に挙げること自体がナンセンスではあるんだけども。
でも、挙げちゃう。
1. 知性
賢いこと。博識であること。学歴よりも頭の回転の速さや俯瞰的な分析力などのこと。
2.品性
品があるということ。下品なことでも上品に扱えるということ。教養があること。
3.色気
いやらしく無く、あでやかでつややかなこと。人の心を掴めるような内面から沸き出る魅力のこと。
4.洒落
ファッションから言葉選びまで、全般的にオシャレでセンスがあること。加えて、ユーモアや遊び心があること。
5.度胸
紐なしバンジーを躊躇なくポーカーフェイスで飛べちゃう潔さがあること。←
この5つが揃っている男性はモテると思うし、わたしは実際こういう異性がタイプである。別に異性の包容力には良くも悪くもはなから期待なんてしてない。
むしろ、「自分のことは自分でできるし、あなたはあなたのことをして。いざというときは、わたしがあなたを包容するから。」というスタンス。
まぁ、女としての可愛げはないよねー。笑
ところで、『売れる落語家の条件』もこれに近いものがあるのだと思う。
ここでひとつイメージ。
『売れている落語家』『人気者の落語家』ときいて、今ぱっと思いつく落語家さんに、『モテる男の条件』をあてはめてみてほしい。もちろん女の落語家さんでも同じように。
どうだろう?
ほぼすべての項目が当てはまるのではないだろうか。
ただ、本当の本当に三遊亭圓生や古今亭志ん朝などの『落語界のトップスター』を目指すなら、『モテる男の5大要素』だけでは足りなくて、やはりプラスαで、“キラリと光る生まれつきの何か”と“他の誰にも負けない努力”が必要だと思う。
あなたが思う『売れる落語家の条件』も良ければぜひ聞かせてくださいね♪
あ。もちろん、『モテる男の条件』のほうでもいいですよ。笑
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