「1回失敗してみる」ススメ(RPGゲームに例えて)
前回のnoteで、「次に失敗した時、それによって受ける(精神的・社会的な)ダメージを避けようとせず、正面で受け止める」と決めて生きてみる、と言うことを提唱した。
それで失敗するまで生きてみて、「失敗しても案外いじめられない」とわかったり、「失言して誰かと敵対してしまっても、意外と自分は生きていける」と言うことが実体験としてわかれば、その後の人生はそれまでより優等生っぽく生きずともある程度ありのままで過ごせるようになる。という話だった。
後者の方がわかりにくいかもしれないのでゲームに例える。
怒られたり嫌われることに慣れていない優等生タイプな人は、RPGでいうと「最初の村から出ていない」のである。しかも、ステータス画面なんてものはこの世界にはないので、自分のHPと防御力は見られない。
だから、そういう人がもし誰かからマイナスな対応をされたらと言うことを考えると、それが1ダメージなのか、10ダメージなのか、100ダメージなのか、即死攻撃なのかわからない。そして、自分の最大HPもわからない。わからないから怖くなる。
…だからこそ、1発は、最低でも1発は食らってみる必要がある。
最初の1発は勇気を持って食らうしかない。一度くらいさえすれば、たとえば「ああ、自由に発言して、人から嫌われるのってこれくらいの痛みなのか」と言うことがわかる。
まあ、数字で何ダメージと判るわけではないけれど、自分の最大の余力に対して何割メンタルが削れるのかとか、最大値まで削れてしまうけど2〜3週間経ったら意外と回復するだとか。
それは一回被弾してみないとわからない。
だからこそ、何らかのダメージに対して、「次の1発だけは、避けようとせず正面で受け止める」と決めておく必要があるのだ。
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