横浜の日本建築テーマパーク?三渓園 マイクロツーリズム編 17 楽園探訪家の楽園図鑑 2020年7月1日 19:26 横浜の三渓園。実業家で、日本美術のパトロンだった原三渓の自宅を公園化した場所です。凄いのは、三渓が暮らしてた時にすでに一般市民に公開していたということ。 紀州徳川家の岩出御殿だったという言い伝えのある建物=臨春閣や、秀吉のお母さんの寿塔(廟)や、京都のお寺の三重塔などなど、日本建築テーマパークの様相を呈しております。 中でも、桃山的数寄屋建築のアシンメトリーな美を感じる聴秋閣が好きです。名前も素敵です。家光の乳母=春日局ゆかりの建物だそうです。 川に突き出した高欄縁は、舟の風情でしょうか? 中土間の板敷タイルもオシャレ。 へうげた感じの、よじれ階段。昇れないのですが、昇りたい衝動が…。 檜皮葺の層も、日本建築の美を感じさせてくれます。 数年前に訪れた時には、夜に蛍のイベントが行われていました。今年は中止になっていましたが。公園の奥に夜になると鮨詰状態で人人人になって、無粋な状況となってましたが、蛍が光るたびに大きな歓声があがっておりました。日常の生活の中で、夏になると蛍の光を楽しめた昔の人たちが少し羨ましくなりました。写真は日本画家=小早川秋聲が描いた「細雨蕭々」という作品。日本画家がとらえた日常の美だったのです。来年は蛍を楽しめるといいですね。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #美術館 #美術 #横浜 #日本画 #日本美術 #蛍 #マイクロツーリズム #三渓園 #小早川秋聲 #原三渓 #蛍狩 #聴秋閣 17