国宝にふさわしい、アルカイックな独自の神社建築。人吉・青井阿蘇神社 15 楽園探訪家の楽園図鑑 2020年7月6日 20:14 九州がますます大変な状況となっているようです。仕事で二度ほど訪れた人吉の様子が気になってニュースを見ていたら、国宝青井阿蘇神社の拝殿と楼門が浸水したとの報道を発見しました。 桃山から江戸の初期に建てられたという建築物は、国宝に指定され、古めかしくもノビノビとした建築や神像表現には、独特の魅力があります。楼門の一階部分ですが、ここも冠水したそうです。 屋根裏の架構物に設置された人頭像も他の神社仏閣では見かけないものです。 拝殿と本殿の外観も美しいですが、ディテールも美しい装飾が。 独自の装飾表現が続々と登場します。 本殿の妻にも、独自の装飾。真ん中の柱部分は藤でしょうか? 拝殿の内側にも、鏝絵で絵画的な表現があしらわれています。 とても絵画的な表現のレリーフです。 本殿前にある、雲龍をかたどった飾りも他では見かけないタイプ。 この境内が、一時は湖のようになっていたと、ネットニュースでは書かれていました。ただ、地元の若者たちのボランティアが集まって、かなり復旧をされたそうです。https://www.iza.ne.jp/kiji/events/photos/200706/evt20070619250026-p1.html 雨で復旧はたいへんな様子ですが、国宝の美しい姿を多くの人が楽しめる日が戻りますように。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #神社 #国宝 #日本美術 #日本遺産 #日本建築 #人吉 #球磨川 #神社建築 #青井阿蘇神社 #桃山建築 15