インプット過多時代「アウトプット力」が人生を変える
最近、「情報を集めすぎて何もできなくなっちゃう人」をよくお見かけします。
SNSを見たり、YouTubeを見たり、本を読んだり...気づいたら何時間も情報収集に費やしているのに、なかなか行動に移せていない。
そんな状況、身に覚えありませんか?
なぜ、インプット過多になるの?
情報があまりにも多すぎて、かえって選択や行動が難しくなってしまうんですよね。
1つしかなければそれを選ぶしかないですが、100個のうちから1つ選べと言われると、とたんに難しくなります。
これ、現代人の多くが抱える問題なのではないでしょうか。
特に、完璧を求めすぎる人ほど、この罠にはまりやすいです。
わたしも、セミナーの準備で「もっと良い情報があるかも」と思い、延々とネット検索してしまったことがあります。
結局、時間だけが過ぎていって...。
情報を集めることが目的になってしまっている、典型的な例ですね(汗)。
インプット過多が招く3つの危険性
インプット過多の状態って、思っている上に成長の妨げになっているんです。
2万5千人以上の受講者さん、クライアントさんと接してきた経験から、特に気をつけたい3つの危険性が見えてきました。
知識と実践の乖離が広がる
自分の考えを持てなくなる
行動力が低下する
わたしの経験から言えるのですが、知識を持っているだけの人と、その知識を実践している人では、まるで成長スピードが違うんです。
実践をおろそかにして、「思っていたのとは違う」などと早期に判断してしまうのは本当に危険です。
知るとやるでは雲泥の差ですから、実際やってみて判断したほうが結局効率的だったりします。
また、知識を得ることで満足してしまい、次々と新しい知識を取りにいく人は、自分では考えない・やらない傾向が高くなります。
せっかく知識を持っているのに、もったいないですよね。
なぜアウトプットが大切なの?
わたしが社会人教育の現場で実感してきたことですが、「聞いたことは忘れる、見たことは覚える、やったことはわかる」というのは本当なんです。
インプットした情報は、アウトプットして初めて自分のものになります。
例えば、IT系の研修では、同じ内容を教えても、実際に手を動かした人としなかった人では、数ヶ月後の定着率が全然違うんです。
これも、25年間数多くの研修現場で確認してきた事実です。
アウトプットが変える3つのこと
「アウトプットってそんなに効果あるの?」って思う方もいらっしゃるかもしれません。
具体的にどんな効果があるか、見ていきましょう。
1. 知識が整理される
情報を人に説明したり、文章にまとめたりすることで、自分の中に蓄積された知識が整理されます。
わたしの場合、教材を作ったり、記事を書くことで、点と点が繋がりより知識がブラッシュアップされることを実感しています。
2. 記憶が定着する
これは研修講師として特に実感することなんですが、人に教えることほど効果的な学習方法はありません。
教えるために整理し(1. に同じく)、言葉にすることで、知識が深いレベルで定着します。
3. 創造性が高まる
アウトプットは、単なる情報の再生ではなく、そこには必ず自分なりの解釈や組み合わせが生まれます。
わたしも、セミナーで同じ内容を話すときでも、参加者それぞれの反応や質問によって新しい気づきが生まれることがよくあります。
アウトプットの機会が多ければ多いほど他者からインスパイアされ、無ければ己の閃きにたよるしかありません。
アウトプット習慣をつけるコツ
「アウトプットの大切さはわかったけど、どうやって始めればいいの?」そんな声が聞こえてきそうです。
もちろん、始め方にもコツがあり、習慣化できるかどうかは最初の一歩が肝心です。
社会人教育の専門家として、多くの成功事例を見てきた経験から、特に効果的だと感じる方法をお伝えします。
1. 小さく始める
最初から完璧を求めないことです。
例えば、「読んだ本の感想を一言書く」位で十分で、そのうちだんだんと「もっと書きたい!」という欲が出てきます。
欲が出れば、「波に乗れた状態」ですので、後は流れに沿って乗り続けていきます。
2. 即アウトプット
新しい情報を得たら、24時間以内にどんな形でもいいからアウトプットします。
わたしは、後でじっくり考えたいものは紙(手帳など)、忘れずにすぐ再利用したいものはデジタル(スマートフォンのアプリなど)に、即書くようにしています。
あなたが「面倒くさいと感じにくい方法」を、見つけてください。
3. 対話を大切に
友達や家族との会話も立派なアウトプットです。
聞き役にまわらずに、自分が話すことにもフォーカスします。
わたしも、夫との何気ない会話の中で、新しい気づきを得ることがよくあります。
アウトプットの質を上げるコツ
アウトプットを始めてみると、今度は「もっと上手く伝えられないかな」といった悩みが出てきます。
そんなときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
1. 相手を意識する
誰に向けて何を発信するのか、具体的にイメージすることです。
例えば、記事を書くときに「初めてその内容を知る人に説明する」つもりで書くのか、「すでに知識がある人により深い学びを提供する」つもりで書くのかでは、使う言葉も変わってくるはずです。
2 構造化する
情報を「全体→部分→まとめ」という流れで整理します。
わたしも記事を書いたり教材を作るときは、まずこれらのアウトラインから考えます。
3. 自分の言葉で表現する
他人の言葉をそのまま使うのではなく、自分なりの解釈を加えることで、価値が高まります。
例えば、経験に基づいた実例が添えられていると、より説得力が増しますし、ユニークになります。
まとめ
「知っている」と「できる」は違います。
これは、わたし自身、数千回の講義経験を通じて、本当に本当に強く実感してきたことです。
アウトプットすることで、知識は生きた経験となり、自分の一部となるんです。
人生を変えるのは、知識の量ではありません。
その知識をいかに実践するか、いかに己の血肉とするか、そこに、本当の違いが生まれるんです。
みなさんも、今日から少しずつアウトプット始めてみませんか?
例えば、この記事を読んで感じたことを、誰かに話してみるところから。
その小さな一歩が、きっと大きな変化につながっていくはずです。
お知らせ
わたしが代表を務める RAKU Academy(通称:ラクアカ) では、『アウトプット』を大切にしています。
まさに今、最終フェーズに入り、ラクアカ受講生さんの成長曲線が一気に右上がったところです!
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12/15(日)10:00〜11:00 Day1
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