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新卒デザイナー就活での、私のお悩みとその解決策

この記事は「ReDesigner for Student 後輩に残すクリエイター就活の手引き Advent Calendar 2024」の2日目です🎄

こんにちは。おつかれさまです。🍵

法政大学デザイン工学部システムデザイン学科4年のらっこです。来春からは、なんとか事業会社のサービスデザイナーとして働けそうです。

今回は、「デザイナー就活で私が悩んでいたこと」を書き出してみました!それと一応、その解決策も。もし同じようなお悩みを抱えていている人がいたら、ちらっと読んでみてくださいね…。(背中をがっしり押せるかはわからないけれど)

👇目次はこちらです。お悩みベースなので少し暗めです。笑


10年後のキャリアプランは?の質問に
うまく応えられる自信がない😢

そんなのまだデザイナーにもなれていないので分かりません!と言いたかったです(分からないなりに答えるのが就活なのかもしれないけど)。
特に私の場合は、人生において仕事の比重が100%ではないので、10年後のライフステージにもよるなー、、とか思ったり。

そうは言いつつも、個人的に最終的に行き着いた答えとしては
⚫︎課題に対して色々な手法で解決できる人になりたい
⚫︎次の世代にもきちんと教えられる人になりたい
の2つでした。
今振り返ると割としっくりいく答えな気がしますが、これはキャリアを考えるぞ!という気持ちではなく、デザイナーになったら何がしたいかな〜とぼんやり考えて(なんとか)出しました。

企業の人も、この子は会社に入ってデザイナーになった後何がしたいのかな?と純粋な気持ちで聞いているはずなので、このくらいフランクに考えられると良いのかもですね。追い込まれてるときこそ、ばか真面目にキャリアプラン考えちゃうけれど。

(追記)
こんな感じで回答できました!といっておいてなんですが、
⚫︎新卒デザイナーにキャリアプランを聞くのは億劫すぎる
⚫︎誰も10年後なんて分からないし、10年前にはないサービスもあるから気にしないで
と言ってくれた企業もありました。だいすきです!入ります!


好きだったはずの会社に対して、
「あれ?」と感じることが多かった🧐

私にはもともと、すごいなーいいなーと思う企業が何社かありました。
作ってるものも素敵だし、今まで出会った社員さんも好きでした。が、面接に至るまでや面接中に「あれ?」と思うことがありました。今まで好きだった人の裏の顔をうっかり見ちゃった、みたいな感じです。

「あれ?」と思った時のおすすめの方法としては、第三者に相談してみることです。誰でもいいです、でもできれば社会人が良いとは思います(企業というものの内情を学生より理解している場合が多いため)。

私の場合の要因としては、
⚫︎単純にその企業がやばい(言い方悪いです!本当に!)
⚫︎企業文化が合わない
⚫︎今のフェーズにおいて、その企業との相性が悪い
⚫︎受け答えしている自分に原因があった
⚫︎人事の人がちょうど忙しかった、慣れていなかった
⚫︎本当に偶然のミスが重なった不慮の事故だった
などです。きっと他にも要因はあったんだろうと思います。

これはお世話になった先輩の言葉の受け売りですが、「あれ?」という直感は大事にした方が良さそうです。結構その違和感は合っていることが多いし、見逃しておくと、違和感だけがどんどん大きくなってしまうから…。


どこでも行けるよ!
という励ましの言葉が逆に苦しい😭

これに関しては、本当にすみません。笑
就活中、界隈の先輩方や企業のデザイナーさんに「らっこさんならどこでも行けるよ!」と励ましてもらった記憶があるのですが、ありがたいなと思う反面苦しかったです。

私は
⚫︎ポートフォリオが割と出来てる(本当かは置いといて)
⚫︎インターンにたくさん行っている
など、スキル面がきっかけで色々企業の人に声をかけてもらったりしたのですが、普通に色々落ちました。笑

「どこでも行けるよ!」ではなく
「どこでも(90%ぐらいは)(技術選考であれば)行ける(と思う)よ!(ただ他の観点要素、運もあるよ)」
ぐらい細かく言ってくれたら良かったのかもしれません。

周りを見ていても、どんなに優秀な人でも落ちる可能性はゼロじゃないので、 どんな就活生に対しても無責任に行ける!は使わないで欲しいなと思うし、私自身も気をつけたいなと思っています。


どの会社も課題選考が重すぎる😣(小声)

(これはデザイナー就活の仕組み自体について個人的に思ったことなので、スルーしてもらって大丈夫です)

「自分の会社に対する熱意をみたい」「学生の今の実力を知りたい」など、課題選考の意図は本当によくわかるし、私もそれを見せたいと思って去年は課題選考に取り組んでいました。

ですが時間的に、興味のある会社ぜんぶの課題選考を同時にやることができず、選考に進むことをやめたことがあります。 学校と並行して就活している訳なので、身を削っても時間には限りがあります…。

これに関しては、企業の偉い人、なんとかしてくれないかなあ、と言う期待を込めて載せてみました。笑
私自身も、もしいつか採用に関わることが合ったら、ちゃんと考慮したいです。

(追記)
◾️ 3年で学校が忙しいのはなぜ?
3年になっても学校が忙しいというと、単位取れなかったの?と言われちゃうこともあるのですが、私の学科では、必修単位で1週間が埋まるカリキュラムでした…。(かなしい)
同じデザイン工学部でも、違う学校では3年はほとんど休みだよー!という友達もいたので、学校によるみたいです。

↓参考程度に、こちらが3年生の私の時間割です。(見返してもつらい)

都内総合大学・3年生の時間割

(追記)
◾️知りたい情報が不足している状態で取り組む課題選考、難しい。。。
課題選考=UIのリデザイン課題としてお話すると、個人的には就活初期より就活後期にやる課題選考の方がきつかったです。
初期はそれこそ、「とりあえず知ってる知識でリデザインしてみる」ことが多かったですが、実務でのUI改善も経験させてもらってからは、リデザインする上で知っておきたい情報がない状態で取り組むことが難しいなと感じていました。

例えば、
●現在サービスで何に力を入れているフェーズなのか知りたい。新機能開発or既存機能のアップデート…?
●メインのユーザー層がどういう人達なのか、ペルソナを立てる上で知っておきたい。(ユーザーのボリュームゾーンでは無い人の声だけを拾ってしまったらどうしよう)
●デザインシステムが知りたい。あるならそれに基づいてデザイン案を出したい。
などです。

実務でUI改修をするとなったら、デザイン面だけ見て変えたい!よし変えよう!とはならないはずなのに、それをやろうとしてる自分ってどうなの?とか思ったり。
機密情報の観点もあり、1応募者にお伝えできることの範囲は限られそうですが、リデザインの背景を少しでもお伝えいただけると嬉しかったな…と思います。

すみません、長くなりすぎました。


周囲の声が聞こえてしまう…🤢
(就活終わった、内定もらった などなど)

就活のペースは人それぞれだよ!
なんてことは何十回も聞いたし、本当にそうだと思いつつも、周囲の就活状況が耳に入ると辛かったです。(聞かないようにしてても、人によっては勝手に喋り出しちゃう人もいますからね。泣)

これについては、具体的にペースが速くなる要因、遅い要因を考えてみるのは良かったです。冷静になれます!笑
例えばデザイナー就職に限定しても、
⚫︎事業会社と制作会社だったら事業会社の方が募集が早め
⚫︎デザイナー職の中でも、UX/UI職はちょっと募集が早めで、動画系は募集が遅め
⚫︎メーカーのデザイナー職は、募集は遅いけど内定は早めに出る
⚫︎インターンから即採用/インターン参加で1次選考免除/インターン参加でES免除 などの特別条件がある
⚫︎選考が面接だけで早いor課題選考から始まるので長い
などなど…。

そう考えていくと、自分の場合は遅くてもしょうがないかな、と思える(かも)しれません。 就活が遅くなる要因は学生じゃないことも多い(と思っているので)、どうか私のように気を病まないでください


『デザインだいすき!な学生』
を期待している企業の人の目線がしんどい😓

デザインだいすき!と胸を張って言える人、本当にすごいと思います。
どうかそのままでいてください!

ところで私はデザインだいすき?と言われたら、言葉に詰まってしまいます。嫌いじゃないし、絶対に好きではあるんだけど、大好きだからやっているというよりは、興味があってやっている感覚に近いです。デザインをしていると気づいたら夢中になっていて、時間が過ぎるのが早い感じです。

ただ、スキルではなくパッションも大事にする新卒採用では、やっぱり純粋にデザインが好き!!と言う学生の声を待っている企業も多く。
まっすぐデザインが好きです!と言っておけばいいものの、うまく嘘もつけず、こんな候補者ですみません…と思っていました。

でも企業で働くデザイナーさん達に聞いてみると、意外と好きなだけでデザインを続けている人は少なかったり、好きだけど内に秘めてるタイプも多かったり。社会にはいろんなタイプのデザイナーがいるみたいです。そんなに心配しないでも大丈夫そうでした。

(追記)
このように私がちょっと冷めているのは、大学時代のグループワークの影響が大きいです。
私の大学では、デザイナー以外になる人もたくさんいて。グループ全員がデザインに対して同じ好き度ではない場合、その思いを全面に出すと、メンバーを萎縮させてしまう気がしました。 (例えばビジネスだいすきで!!!と主張されても、自分はビジネスについてそこまで詳しくわかっていないし、ついていけない…!とびっくりしちゃうのと同じです)

そんなことを考えていたら、好きだけを全面におすのもなんか違うかな?と思ってしまい、今に至ります。(苦笑)


とんでもないレベルの学生と遭遇して
落ち込んでしまう😞

インターンなどで、たまに嘘でしょ?!というぐらいハイレベルの学生(と、もはや呼んではいけない気もする)に出会うことがあり、勝手に自己嫌悪になることがありました。

作品のクオリティが高過ぎる、思考に深みがある、魅せ方がうま過ぎる、進め方がうまい、なのに性格も完璧で言うこと何もない!などなど。
今まで見ていた世界ってどんなに狭かったんだろうとか、上には上が居るって言うけどこんな人が実在するの?!とショックを受けました。

この時、デザイナー就活とは関係のない友人に言われたのが、
『そういうすごい人たちと同じ時間、デザインに使えたの?他の経験を優先してたよね?そりゃデザインの文脈では勝てないよ〜😌
という言葉です。今思い返してもカウンター攻撃ですね。笑

大学生という時間を、デザインに全て使うのもいいと思うし、逆にデザイン以外をやってもいいと思うし。私はどちらかというと後者だったけど、デザイン以外もやることで、視野がちょっとだけ広くなったような気がしました。

ただ!!
私が衝撃を受けた同学年の人たちは、総じてデザインにかけてる時間がえぐかったです。それだけの覚悟、ガッツ、気持ちがあるからこそ、それだけのスキルを手に入れている訳で…。

時間の使い方にいい悪いはないですが、実力の差で勝手に病む前に、まずは同じくらい努力しなきゃだな、と戒められました。がんばります。


「出来てるよ!自信持って!」と言われても
自信がつきません🥹

就活中、たくさん言われた言葉の一つが、
「もっと自信持っていいのに、自信がなさそうだ」という言葉です。

ちゃんとできているのに、すごく不安そう、自信がなさそうと言われて、
「いやいや出来てる訳がないじゃないですか…社員さんなんでそんなこと言うの…」
と思っていました。
学生レベルで見て『出来ている』と言われても、これから社会に入る自分にとっては全く『出来ている』と思えませんでした。むり!

結局自信をつけることは無理でしたが、少しだけほっとした出来事がありました。
ちょうど就活をしている時、メルカリさんで長期インターン生として働かせてもらって、実務レベルだと全く歯が立たないことを経験しました。(何も理想通りにうまくできなかった…)
そこで「まだまだできていないこと」をちゃんと実感できて、それを伝えてくれる社員さんに出会い、「やっぱりそうだよね」と安心できた自分がいました。

↓インターンの記録です。激苦です。でもすごく良い経験でした。

学生だからとかではなく、フラットな目線で出来ていないことを素直に言ってもらえることが本当にありがたかったです。きちんと自分の立ち位置を評価してもらえて、そこから頑張らなきゃいけないと前向きになれました。

結論、「学生だから」で評価されるのも結構きつかったのと、自信は褒められることではなく、自分に足りない部分を認めてから徐々に付けていくもの(なのかも)と思った話でした。

とはいえ、こんな風にいつまでも自信が無いままで…と言っていられるのも「学生だから」許されることであるとは思うので、早めに治さなきゃいけない課題だなと思います。笑




さいごに

ここまでたどり着いてくれた人、本当にありがとうございます!

就活って、ほんと嫌になっちゃうぐらい色んな情報が溢れていて、「こうしたほうがいい」「これは絶対」とか言われることもあると思うのですが、このnoteも含めあんまり真に受けないで欲しいです。(note書いておいてこれはこれで無責任な気がしますね、ごめんなさい)

でも、何を読んでも
「なるほどなるほど!じゃあわたしはどうしよっかな」
ぐらいの受け取り具合で良い、と個人的には思っています。

また、色々みて自分がどうしたらいいか分からなくなったら、ネットの情報を漁る!とかではなく、誰かと一緒に考えてみてほしいです。私自身も迷走しそうになったら、先輩や森内さんにすぐヘルプを出していました。(嫌がらずに付き合ってくれてたことに感謝しかないです)

(追記)
実をいうと、私もよくネットサーフィングでお悩み解決をめざしていました。でも検索の過程で25卒終活報告しました‼️などの情報に触れてしまうことがあり、普通に喰らって病みました。皆さん気をつけてください。笑

そして、相談相手困るのですが。という方は、
リデザイナーの森内さんや田口さんにちらっと声をかけてみたり、私もこちらのXにDMしてもらえればお話聞きます!(ポートフォリオ一緒に考えてください、とかでも)

ではでは皆さん、あんまりがんばりすぎず、ご飯はちゃんと食べて、健康に毎日暮らしてくださいね…

By 就活中にコロナとインフルにかかった者より



📣ちょっとした宣伝
12/14(土)に開催されるリデザイナーのイベント、Designer Career Jam 2024 Day2では、私もお手伝いとして会場におります!

Designer Career Jam 2024  Day2
開催日時:2024/12/14 (土) 14:00 - 18:00
イベント形式:対面
場所:@LINEヤフーオフィス (東京)
参加費:無料
服装:すごく普通の私服(過去の経験より!)

正直、大人数の対面イベントは苦手な部類なのですが、色んな企業さんや学生さんと会うのは楽しそうなので、陽キャモードを絞り出して参戦予定です。笑
そんなにギラギラしてるイベントでもないので、誰でもしれっと参戦できると思います。是非会場にてお話できるとうれしいです。☺️

ではでは。

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