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#110 幸せになる権利

こんにちは、立竹落花です。
10月6日に、親友の結婚式に参加してきました。
とてもとても幸せを感じられる時間でした。
そこで今日と明日の2日間は「幸せ」をテーマにした記事をお送りしたいと思います。

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ここは、「幸せ」を形にしたような場所だな――

親友の結婚式に参加して、まず僕はそう思った。

バージンロードを歩き、愛し合うことを誓う新郎新婦。
披露宴で、友達たちに囲まれている新郎新婦。
祝福の言葉が飛び交う会場。
そんな友達たちの弾けるような笑顔と、華やかな姿。

感謝の言葉を送り合う新郎新婦とご両親。
その言葉が乗せられた動画、それを彩る幸せそうな写真たち。

ネガティブな要素が何一つない、ただただ人生の幸せがそこにある。
二人とご親族の皆さんには、今後も幸せになってほしい。
そう思える結婚式だった。

けれど、会場を後にし、友人達と別れ、一人になったとき。
なぜだか、無性に悲しくなってしまった。

自分は、あんな幸せとは無縁の存在だと思ったからだ。

幸せな場所にいてはいけない

結婚式という場にあまり参加したことがなかったというのもあるが、兎にも角にもその場にいるだけで、自分は場違いだなと感じていた。
悪く言えば、居心地が悪かった。

幸せそうな人々に対する嫉妬だろうか。
それも多少はあるかもしれない。
けれど、何より自分は自分に対してこう思っていた。

今の自分は、あんな幸せを得るに値しない人間である、と。
ゆえに、こんな幸せな場所にいてはいけないのではないか、と。

そう思ってしまった瞬間に気が付いた。
しまった、また自分で自分を否定してしまっている……。
まだまだ全然自己肯定感が上がっていないじゃないか!

普段、noteで自己肯定感を上げるためにどうすればいいか。
自己肯定感を上げるための気づき――それらを書いているくせに、
結局のところ、自分の根底は未だに根強く自己否定が残っていたのである。

ネガティブに思い込んでいた

自己否定していることに気づいた瞬間、
「幸せとは無縁だ」という気持ちが思い込みであることにも気が付けた。

これは、自分の悪い癖である。
自分に対して、ネガティブな思い込みや決めつけをしてしまうのだ。

例えば恋愛に対して、未だに僕は思い込みを拭えないでいる。
自分のような人間が、恋愛をしていいはずがない。
自分のような人間が、女性を好きになったらその人に迷惑をかける。
自分のような人間は、女性に愛される資格がないし、愛されるわけがない。
そんな強いネガティブな思い込みによって、20代の大半を恋愛せずに過ごしたのだった。

だが、いざ行動をしてみると、とても素敵な女性と出会うことができた。
残念ながら、仕事のすれ違いでお別れという結末には至ってしまった。
だが、その人のおかげでとても幸せな経験をさせてもらったと思っている。

書くことについても思い込みがあった。
「自分の文章なんて読まれるわけがない」と思い込んでいたのである。
しかし、いざnoteで活動をしてみた結果が、今である。
皆様のおかげで、とても幸せな時間を過ごすことができているわけだ。

だからこそ思う。
ネガティブな思い込みというのは、幸せになる権利を放棄することに繋がってしまうのではないかと。

誰だって幸せになっていいんだ

自信がない人。
生きづらいと思っている人。

心のどこかで、「自分は幸せになっちゃいけない」と思ってないだろうか。
あるいは僕のように「幸せとは無縁だ」と思ってないだろうか。

今がもし辛いときだったとしても、あるいは今まで幸せだと思える時間がなかったとしても、それが幸せと無縁であるとは限らない。
誰にだって幸せとは縁があるはずだし、誰にだって幸せになる権利があるのだと僕は思う。

だが、「幸せになれない」とか「幸せとは無縁」と思い込むことによって、自分から幸せを遠ざけている可能性がある。

例えば、これを読んでくれたあなたが、
「自分には幸せになる権利があるかどうか」を尋ねてきたとする。
僕は絶対に「ある」と答える。「ないわけがない」と答えられる。

それは友人だって、同僚だって、誰にだって、
そう尋ねられたら、変わらない回答をすると思う。

これを読んでくれたあなたも、大切な人にそう尋ねられたら同じことをするのではないだろうか。

けれど、この質問を自分に向けたとき。
僕はまだ自信を持って「ある」と答えられないでいる。

それはまだきっと、自己否定の沼から抜け出せていないから。
心の中に根強く「幸せになってはいけない」という思い込みがあるからだ。

これには努力が必要だ。
日々こうしてnoteを書いて、日記を書いて、自己肯定をする。
粘り強く自分を肯定して、悪い思い込みを取っ払っていくしかない。

そして、必ず「自分も幸せになる権利がある」と堂々と言えるようになる。

結婚式に参加することで得た、僕の当面の目標である。







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