
#131 あなたの存在は大きいよ
自分一人いなくなっても、誰も気にしないし、世界は変わらない。
今までの人生、僕は何度もそう思ってきた。
言いかえれば、いじけてきたし、拗ねてきた。
しかし、これは事実だと思う。
例えばこのnoteから僕がいなくなったところで何も変わらないだろう。
いなくなった次の日も、他のnoterの方が素晴らしい記事を書いて、noteというサイトはまわっていくはずである。
だがそうは言っても、人間ひとりの存在というのは大きいと思う。
自分やあなたがいるかいないかは、世界に大きく関わってくる。
一人のルール違反によって
先日、道を歩いているときのこと。
僕の数メートル前を歩く人が、歩きタバコをしていたのである。
うわぁ、嫌だなぁ……。
僕は喘息を患っていて、タバコの煙が苦手である。
煙を被らないよう、少し小走りをしてその人を抜こうとしたその時。
その人は、ポイッとタバコを道端に捨てていったのだった。
喫煙者の方の多くは、「最近肩身が狭い」と嘆いている。
その理由は、そういった喫煙者1人のマナー違反にあるのではないかと思えてならない。
それを考えたときに、人間ひとりの存在は大きいと感じた。
たった1人でもマナー違反をすれば、喫煙者全員の印象が悪くなってしまうからである。
マナーを守っている喫煙者の方だってたくさんいるというのに。
人間というのは、えてしてネガティブな印象を強く記憶に残してしまう。
実際、僕も喫煙者に対して、あまりいいイメージは持っていない。
一つひとつの行動が、誰かの何らかのイメージを作っているかもしれない。
そう思うと、人間ひとりの存在というのは大きいのだと思う。
たった一人がいるおかげで
一方で、ポジティブに人間ひとりの存在の大きさを感じることだってたくさんある。
このnoteだってそうだ。
一つの記事にたった一人でもコメントをしていただけると、本当に本当に嬉しい。それだけでその日がハッピーになる。
それに好きなnoterの方が更新していないと、なんとなく寂しく感じてしまうのは僕だけだろうか。
そして、その人がnoteを更新すると、雰囲気が華やぐ感じがするのも僕だけだろうか。
完全に僕の気分でしかないのだけど、誰かの気分を変えられるくらい、人間ひとりの存在というのは大きいのだと思う。
職場でもそうだ。
最近、以前お世話になった館長が、僕の所属する図書館にヘルプに来てくれることがある。
その館長がいるだけで、なんとなく職場の雰囲気が明るくなる気がする。
友達付き合いもそうだ。
友達ひとりいるだけで、話が大いに盛り上がることは珍しくない。
そう。
距離感が近い人ほど、人間ひとりの存在というのが大きくなるのだろう。
自分一人いなくなっても、何も変わらない。
そう思っているときは、この視点を忘れがちなのである。
あなたの存在はとても大きい
確かに人間ひとりの存在は、世界というとても高い視点から見てしまうとちっぽけかもしれない。
しかし、他の誰かという視点から見れば、人間ひとりの存在はとてもとても大きいものである。
それはネガティブであっても、ポジティブであっても。
「自分ってなんで生きているんだろう」とかネガティブになると考えてしまう人もいるのではないだろうか。
そこから、「自分なんて存在する意味がない」と思ってしまうこともあるのではないだろうか。
存在する意味は必ずある。
自分が気づいていないだけで、誰かに影響を必ず与えているはずだから。
自分の存在を決して軽視しないでほしい。
誰かにとって、あなたの存在はとても大きいだろうから。
いいなと思ったら応援しよう!
