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COREGO GAME コレゴ(2)

この記事は、Adventarアブストラクトゲーム2024に参加しています
https://adventar.org/calendars/10196

さて、カッコ良いゲーム = COREGOの記事の続きです。

「実際に遊んでみて楽しいかどうか?何度も繰り返して遊べるほどに奥が深いか?」あたりのコトは、ラジくまるにとっては、もはやドウデモイイ気がしたのです。

なぜって?

「なんだかおもしろそうだゾ」と思って、ラジくまるはこのゲーム買っちゃったんです。当時、思わず。
ゲームデザイナーさんの策略が優れていたんだと思います。ゲームコンポーネント達の見た目が醸し出す「イメージのカッコ良さ」にラジくまるが根負けしました。

商品の見た目のデザインは「かくあれかし」という代表例だと思います。

ところで、前回の記事では意図的に触れないようにしながら話を進めてきたのですが、このゲームは Gigamic の Quixo とそっくりですよね。
5目並べなところや、ピースを「押し出す」動きとか。

なんなんですかね、この類似性。

ともかく、COREGOのほうが発売年がずっと昔ですから、悪しからず。お先に失礼! って思います。

コレゴ(COREGO) 2 players
  学研(学習研究社) Gakken
勝利条件:
自分の色が5目並んだら勝ち。タテヨコナナメどれでもOK。
用具:
ゲームボード 1台
黒タイル 18
赤タイル 18 
共通タイル 1
  タイル合計数37枚

準備:
タイルを裏返して良くシャッフルする。裏返しのまま、ゲーム盤の上に6x6の正方形形状に並べる。
あまった1枚はそのすぐ近くに裏返しのまま置く。

ジャンケンなどでどちらが先にプレーするか決める。
遊び方:
自分のターンでできることは、その時点で余っている1枚のタイルを表向きにして、任意の位置から6x6の並びの中に押し込むこと。

それによってはみ出したタイルが、次のターンで相手が使用する「余った1枚のタイル」になる。
タイルを押し込む時は以下の規則を全て守ること。
1 必ず表向きにして押し込む
2 △の矢印の場所からしか押し込めない
その他の詳細ルール
・6目並んだら、まだ勝ちではない。ゲーム続行する。
・2人で共通のタイル(ジョーカー)は、両名にとって自分の色として考える。
・自分のターンで使用するタイルは「その時点で余った1枚」なので、自分の色だったり、相手の色だったりどちらの場合もある。
・押し出されたタイルが、すでに「表向き」になっている場合もある。そのような場合も「余った1枚のタイルを表向きにしてから6x6の列に押し込む」というルールは変わらない。

***

ということで、2024現在の分類法によると、このCoregoゲームは「アブストラクトには分類されない」ということになります。

しかし、発売当時のおもちゃ屋さんの店頭のラインアップを考えてみると、「パーマンとか、どらえもんとかのキャラクターつきのすごろくゲーム」とは一線を画しています。
いわゆる、ソリティア・チェス・オセロに代表されるような「抽象系ゲーム」の期待の新作として、店頭に並んだのでした。

抽象絵画 は  Abstract Painting とも言います。

すなわち発売年当時、コレゴは「抽象系ゲーム」と分類されていたはずなのです。
そもそもその当時にはまだ、Abstrract strategy gamesっていう概念が誕生していなかったはずです。そんな根拠でAdventar原稿として投稿いたしました。

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ラジくまる
ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。