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美味しく食べるも養生

この数年、「食」を変えた。

自分の食べるものや食べ方も変えた(結果的に変わった)し、セルフケアとしてお伝えすることも変わってきた。

直接には自分の炎症や疲労対策が切実になって試行錯誤したこともある。

セルフケアをお伝えするときの切れ味というか、わかりやすさ・続けやすさ・違いの生みやすさを追求してということもある。

あらためて食で変えられることの大きさを体験し続けた。

いわゆる分子栄養学が“使える”けれど、従来の栄養学や生化学は変わらずベースだなとあらためて思わされる。

そういういわゆる科学分野出身の身には、(鍼灸師だけれど)かえって東洋思想をベースにしたいわゆる薬膳や、アーユルヴェーダのような食養生は、古典にこう書かれていますというだけでは腑に落ちず、身体で検証しながら伝達するように付き合っている。良い知恵だなと感じるところも多い。

なんでもそうかもしれないけれど、一つだけの体系に拠るのは、ある時期必要だったり有用だったりするけれど、現場的には、ユルさも、いいとこ取りもアリだと思う。

で。食について最もユルく、現場的に言えそうな一つは、身体がよろこぶものを、美味しく食べようよ、ということ。

季節のもの、身体に必要なもの。

身体が中毒(依存)や欺瞞グセなく感じられているならば。←ここは課題

ゆるい養生の講座を準備しているのだけれど、入口として食のことをどれだけ・どんなふうに盛り込もうか。

愉しくもおおいに迷い中の今日。

そんな途中経過をしゃべってみる。

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